何から書こうか…
うんと、つまらん、どーでもいいことから書きますと、カツジ猫のペットショップボードははずしました。
500万円の値段をつけて遊んでたんですが、何だか神さまが来て買って行きそうな恐い予感がしたもんで。
あいつが理由もなくいきなり死んで、私になぜか500万円のお金が何かで入るとかいう…恐かろ?
怪奇小説の名作で「猿の手」っちゅうのが、あるとですよ。干した猿の手のミイラみたいなのがあって、それに願いを三つ言ったら何でもかなうんだけど、その分恐ろしいことが起こるっていう。(以下ネタばれ)若い息子が冗談に五十万ドル(じゃなかったかもしれんが大金)を与え給え、と願ったら、すぐに工場の事故で即死し、両親に五十万ドル(じゃなかったかもしれんけど、とにかく願った額)の保険金が来るの。(今、ネットで確認したら二百ポンドでした。意外と安かったんだな。)
母親はあきらめきれず、息子にもう一度会わせて、と願う。そうしたらその夜、どんどんとドアをたたく音。父親は必死で、訪れて来たそれを消してくれと願って、母親がドアを開けたらもう誰もいない。
大学の恩師にそれを話してあげたら、「どこが恐いんだ、息子が死んで大金を手に入れたというだけの話だろ」と、平然としてたっけなあ(笑)。
考えてると恐くなって、神さまよけに「売約済み」という札を上からはってみたけれど、やっぱり不安で、今朝はがしてごみに出しました。私もつくづくヘタレやわ。
ちなみに「猿の手」については特に書いてないけど、恐怖小説については、こちらの「食事の前には読めない本」の最後の方に、いろいろ書いてます。
夕方、水漏れのする車をはげまして、スーパーに買い物に行くとき、カーラジオをつけたら福岡のことですから、ヤフオクドームのホークス楽天戦のCS決戦直前で盛り上がってました。それで驚いたのが、ホークスが勝った場合、次の西武との試合は埼玉の所沢で、選手の荷物とかはもうトラックに積んであって、試合が終わってからじゃ間に合わないから、その前にトラックは所沢へと出発するのですって。さっき結果を見たらいい試合で一応ホークスが勝ってたから、今ごろトラックはめでたく一路所沢へ走り続けているのでしょう。
それでまた思い出したけど、金田正一投手が亡くなったのですね。幼い私が母に教えてもらって最初に覚えた野球選手でした。次に覚えたのが、母が好きだった阪神のショートの吉田選手だったかな。
当時の金田は名投手ですが、判定に怒って審判にグローブ投げつけて退場させられたりする気の短いやつだと、母は何だか楽しそうに話してましたっけ。そのころお手伝いさんが読んでた「平凡」か「明星」かの雑誌のどっちかで、プロ野球選手と女優さんがそれぞれ五六人、カップルになってゲームやクイズをするという特集があり、他の選手の名前は覚えてないのに金田だけは覚えているから、私も好きだったのかな。彼と組んでたのは新珠三千代さんでした。
今なら当然こんなのはテレビでやる番組よね。でもそのころはテレビなんてなかったから、こんなの紙上でやってたんですよ。他愛もないゲームばかりで、「魚の名をいっぱい入れた都々逸を作って下さい」とかで、その例文が「あした、なごやに、ゆこうとしたが、なまづめはがして、やめにした」で、タナゴとナマズを入れるとかね。これを六十年以上たって覚えている私もどうかと思うわ。で、司会がこの例文を紹介したとき、すぐに金田が「じゃあ、それを僕の作品にして下さい」とか言ってたっけ。
お題を出して紙を切り抜くというのもあって、そのひとつが「ノミ」だったの。他のカップルが「えー」と考えてるのに、金田はさっさと切り抜き始めて、新珠さんはそれをのぞきこんでるとか書いてありました。
結局、他の選手と女優さんの組は、何だかカナブンかゴキブリみたいな、丸に脚がいくつか生えた形を切り抜いてて、金田のチームだけが、脚も何もない、ころんとした丸いだけの形。それで、どれを一番にするか決めてる時に選手の一人が「うちのが一番いいよ。金田さんのはあれ何」と言ったら金田が「ノミの卵」と答えてた。
金田はあの時いくつぐらいだったのかなあ。ノミの切り抜きの話でもわかるように、天衣無縫でスピーディー。他の女優も選手も、多分すごく有名な人たちだったはず。一人ぐらい覚えとけよ自分、と言いたいです。
あおーん、こんなバカな話を書いてる間に夜が更けてしまった。あきる野市の市長選で元自民党市議で自民党に絶縁状たたきつけて離党した人が、共産党にも支援されて野党共闘みたいにして市長に当選したとか、消費税5%というのはいろいろ野党共闘にとって難しい課題かもしれんとか、毎日新聞のコラムで山田孝男氏が日本に原発はいらないと明言してるとか、教育大の学長選挙とか、江戸紀行の「月園翁日記」が面白いけどあったま来るほど字が読みにくいとか、「グッド・ワイフ」のカリンダがエレベーターの中で元(あ、現か)夫と殴り合いのバトルしててやっぱカリンダ恐いとか、もういろいろと書きたいことはありすぎるのに、結局、とことんどうでもいい話ばかりで終わってしまいそうで、すみません。明日にはきっと、もう少しまともな話を。
あ、ツイッターに他の人のいろんなツイートはあげてあるので、そちらもぜひ、ごらんになっておいて下さると、ありがたいです。