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何だかんだで勉強できない

昨日か一昨日かもうそれも忘れたが、一念発起して庭の草刈りをした。その時と思うが、虫にさされたか何かで、こめかみが赤くはれている。どっかに薬があったから、さがさなくちゃ。

20万円ほどで契約した互助会の葬儀プランだが、お寺への支払いとかは入ってない模様なので、やっぱりこのプランは、死んだ後の処理の火葬とかだけに使って、最初の予定通り生前葬をしとこうかという気分になりかけている。
それで今日、大学で非常勤の授業をした後、同僚の先生に読経と弔辞をお願いしてみた。お二人ともとまどわれたとは思うが、あまり騒ぎもせずに引き受けて下さったのはさすがである。
ただ、読経をお願いした先生は、ちゃんと引導を渡すためには、本職の僧侶に来てもらった方がいいから紹介しましょうかとおっしゃって下さった。生前葬は正式の葬儀でないから、そういうことは無理だろうと、はじめからあきらめていたのを、そう言っていただいたため、どうしようかと迷っている。

それとはまた別に、10年前に死んだ愛犬を、ものおきの(地面が土の)床に埋めたままにしていて、がまんづよい、けなげな犬だったので、ずっと気がとがめていて、先日お風呂の工事をしてくれた水道屋さんが石屋さんを紹介して下さるというので、今朝、連れて行ってもらって、ものおきの床にしきつめる石を物色した。淡い紫のような石にして、まんなかに犬の毛色のような真っ白の石をひとつ、はめこんでもらうことにした。わりとというか、とても安くしてもらって、助かった。

で、夕方からは福岡に行って、市民劇場で「神戸北ホテル」を見た。かわいいバカな女のようで、最後はきっちり筋をとおして男への愛をつらぬく、ある意味すごく大変な役を奈良岡朋子が見ていて自然に見せる演技でやってのけていて、俳優というのはすごいなあと思った。他の俳優もそれぞれ好演で、満足だったが、終わったあと、余韻にひたっていたら、運営サークル(市民劇場は会費をはらって、サークルで参加し、各公演のたびに決められた運営担当のサークルが、上演にいろいろ協力する)が集められて、今日の観劇の感動をバネに会員をふやしましょうと代表の人が呼びかけるので、何だか一気に感激がさめて、身体も足も重くなった気がした。会員が減っているので、増やさなければならないという気持ちはすごくよくわかるのだが、こういうのは実際きつい。

以前、黒柳徹子さんが、やはり市民劇場の公演のあとで舞台からカンパをよびかけて、観客も応じたことがあったが、あれも考えてみればヤバいやり方だったのだなと、今日、初めて気がついた。それが気にもならず苦にもならず、素直に皆が募金に応じたのは、舞台の興奮や熱気をさまさないでいるだけのものが黒柳さんにあったからで、言いかえれば素に戻っているようでも、彼女はちゃんと演技をしてくれていたからだ。立派な舞台の後で、人に何かをよびかけたりアピールしたりするのは、その舞台と同等かそれ以上の訴える力や表現力や演技力が自分にあるのでない限り、やったらとてもまずいんじゃないか。
いや、九条の会なんかでは、私もときどき、そういうことをしなくちゃならなくなるわけだけど。

ところで私は今日はアナウンスの当番で、開幕前に舞台の袖に行って、マイクを前に暗い中に座っていた。劇団の人の合図で、上演中の注意とかをマイクに向かってしゃべるわけだ。初めてだったので、舞台の横で出を待つ役者さんなどが見られて、楽しかった。ホテルに滞在してるイタリア人の女性に扮したきれいな女優さんが優雅な帽子と衣装で私のそばに立っていて、目があうと、ものすごくきれいににっこり笑ってくれた。後で舞台を見たら、せりふもほとんどない役だったけれど、ちょっとファンになった私もミーハーだ。

ゆきうさぎさん

ピンクのお墓はその後どうですか。私のちっぽけなお墓はこの月末にはできるはずで、ちょっとどきどきしているのですが。(笑)

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カツジ猫