1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 何てこったい

何てこったい

上の家のテレビのリモコン設定がおかしくなったので、なじみの電器屋さんに来てもらうことにした。仕事がたてこんでいて、いつになるかわからないとのことだったので、待っている間に、散らかっていた玄関や台所の荷物を、物置に移動させ、他のあちこちも何とか見られるようにした。掃除機をかける暇はなかったが、おかげでかなり片づいたように見えるまでに、こぎつけた。

夕方、来ていただいたが、リモコンはあっさりまともに戻り、ついでに見てもらった下の家のテレビのリモコンも、電源が入らなくなって手動で入れていたのは、何とまあ、押し方が足りなかっただけで、力まかせに押したらちゃんと作動することが判明。二十年近く使っているDVDプレーヤーを買い換える覚悟までしていたのに、嬉しいけど力が抜けた。
電器屋さんには申し訳なかったけど、ちょうど浴室の電球がひとつ切れていて、もうひとつのと合わせて二個をLED電球に替えてもらうことにして、6,000円かかることになったので、せめてまったくの無駄足にはならないですんだかもしれない。

おかゆとスープばかりでは力が入らないので、スーパーで買った弁当などを、ぼちぼち食べてみているが、何とか大丈夫そうだ。昨日、病院に行って薬をもらって来たので、それも効いているのだろう。
気晴らしに見ている海外ドラマの「グッド・ファイト」は、事務所が絶体絶命のピンチを迎える中、ダイアンとリズの女性二人の巨頭が、つきものが落ちたように協力して奮起しはじめて、頼もしい。トランプ政権下で知識人たちが、いかにモラルを失いそうになり、狂いそうになっていたかが、恐ろしいほどよくわかる。それにしても、このドラマが作られたのは、たしかトランプ政権下だよな。何というすごさだろう。チャップリンが、ヒトラーの勢力がまだ強い時期に映画「独裁者」を作り、アメリカが戦時中に「風と共に去りぬ」の映画を作ったことを、つい連想してしまうほどだ。

庭の梅は次第に開き始めて、外に出ると、かぐわしい香りがほのかに空気にまじってただよっている。

Twitter Facebook
カツジ猫