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共有しちゃお。

◇昨日のいろんな集会での発言、ためになるのが多いので、転載できるものは、しておきたいと思います。
このスピーチで「諦めない」と言ってること、宗像で昨日私たちがやった集会でも、何人かの人が言ってましたね。その通りだと思います。

2017/4/21 「未来のための公共」金曜国会前抗議 木下ちがやさんスピーチ


(報道ステーション後藤健次氏の発言について)いまのシステム、それは独裁的であって安倍さんそれを利用している、と言ったんです。これさらっと言いましたけど、たぶん日本のテレビの歴史の中で初めてだと思うんですよね。今いる政権に対して、「独裁だ」って言ったんですよ。まあ戦前はもちろんないですよね、戦後ま、テレビありませんでしたけど、戦後もですね、いろんなことありましたけど、しかしまさかテレビで、全国放送で、この政権は独裁的だ、って言ったのは初めてだと思うんですね、相当の覚悟だったと思います。それだけ充分リアリティがあるんだと思うんですね。

で、私たちいちおうですね、それなりに日本国憲法化で自由と民主主義を国是にした国に生きてきたからですね、独裁って知らないわけですよ。でもね、独裁政権ってどういうものかって、私が端々で勉強したり知ってる感じからするとですね、独裁政権って政府の支持率高いんですよね、だいたい。で、変だと思いません?皆さんこの今状況の中で、あれだけ様々なスキャンダルや暴言があって、かつあまり国民がいいとは思っていない法律出したりしてるにもかかわらず、5割くらいの支持率あるわけですよね。これ実に変な話ですよね。自分の実感からしてもへんだと思いますよ。でもだいたいそうなんですよ、独裁政権って、ずーっと。なんでかっていうと、みんなで諦めてるからです。世界ってこんなもんだ、って思わせるのが独裁政権の力なんです。共謀罪の話が出ました。共謀罪は力で、ある意味では人々を押さえつける道具ですけども、独裁の力って実はそれだけじゃないです。人々を諦めさせる力っての持ってるわけです。これが怖ろしいんですよね。

そしてですね、たとえば私がこの前、道を歩いていました。近所歩いてたんですけど、農家があるんですけど、農家のオジサンと、近所のスーパーから帰った自転車乗ってた女性が、道を歩いてました。何言ってたかっていうと、その女性はですね、どうもこれから戦争が起こるみたいじゃない、って言ってたんですよね。たぶん戦前のときってこういう感じだったと思うんですよね。戦争が起こるんじゃない?ってわかってたわけです。でも、それは漠然たる不安であって、怒るわけでもなく、淡々と近所のおじさんと、怒るわけでもなくなんとなく話してる、ていう情景は、この世界の片隅に、って映画見た方多いと思いますが、そういう情景なんですね。なぜならば、諦めてるわけです。こんなもんなんだ世界は、って思ってる。それがこの5年間の体制の中で作られてきてるわけです。諦めてる。

これは一般市民だけじゃないです。政治家もそうです。今共謀罪の審議がされていますが、聞くところによると、たくさん資料出てきている。いろんな資料横流しされてるらしいんです。どっから出てきてるかというと、自民党の中からだ。自民党の多くの議員、かなりの議員は共謀罪なんか関係ない、作りたくないわけだ。めんどくさい。自分の利権にもならないわけであって、関わりたくないわけですよね。しかも何度も共謀罪廃案にされていますから、ベテランの議員たちはこの法律がヤバいってこと知ってるわけです。でも、自分は逆らえないから、野党頑張れ、って流してるわけですよ。情けない話ですよ。たとえは高村さん、副総裁いますよね、高村さん弁護士出身なんですよね、インタビューでこう言ってました。幸か不幸か、この共謀罪、ていうかテロ準備罪に関われなかった、なんて言ってんですけど要するにやりたくないんです。だけど自分は反対もしない。なぜなら怖いからですよ。自分がこれで反対したらあらゆるところから干されてしまって、政権に残れない。だから野党頑張れ、って、情けない話ですよ。でも、そうやってみんな与党の中の人たちも諦めて、一般の市民の中でもですね、もう先がないんじゃないか、先がどうなるかわからない漠然とした不安はあるけれど、でもまあ仕方ないんじゃないか、という諦めがいまこの日本の社会を覆ってる状況だと思うんですね。諦めさせる力ってのが独裁政権強いんです。

でも、逆に言えば、諦めなきゃいいんです。諦めないで、きちんとそういう意味では路上に出て、いろんなところで声を上げていく、ことをしていけばですね、世界は少しは変わっていくかもしれないわけです。この1年、いや今年に入ってからもそうですね、トランプさんていう非常にやばい大統領できましたけど、しかしアメリカの人たち諦めませんでした。ウィメンズマーチという、アメリカの歴史上最大のデモなんですがあれは、をやりましたよね。諦めませんでした。韓国の人たちも諦めませんでした。毎週毎週何十万という人たちがソウルの市庁舎前に集まって諦めないで大統領倒しました。週末にフランス大統領選があります。ルペンさん圧勝するって言われてたんですよね。ところがさんじりじり落ちてます。あんまり報道されてませんが、フランスのパリやいろんなところではたくさんデモが行われてみんなやってるわけですよね。やっぱりレイシストの大統領はダメだ、確かにグローバリズムは問題だけど、レイシストの大統領はおかしい、という声がひろがるなかで、ルペンさんとほかの3人の候補もう横一線になってます。みんな諦めなかったからです。もうこれでいいんじゃなくて、諦めないでこの世界を変えよう、その中で自分が動こうとした、だから世界は変わってくわけですよね。


で、変な話ですが、自民党の中でも期待してるわけですよね。他人ごとにしてるのは頭来ますよ。でも、この国会前に来たり、さまざまなところで声を上げていくこと、で、それが、マスコミと結びついていくこと、マスコミもちょっと最近まで諦めてました、後藤賢次さんも諦めてたわけですよ。でも、やっぱり言わなきゃいけないと思ったわけでしょ、この政権は独裁だ、って。それは褒めてあげていいし、讃えてあげていいし、一緒にやればいいわけです。
我々諦めないためにここにきてるわけです。そしてそれは、まだまだこの闘い続きま

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カツジ猫