動体視力ってやつよね。

◇庭の手入れをする間もなくて、枯草がぼうぼうなのですが、今日、その片隅のロウバイの木に、琥珀のような黄色い花が咲いているのに気がつきました。葉が枯れて似たような黄色になっているので、見逃していたのです。

◇今朝、九条の会の何人かに来てもらって、上の家の居間と台所を見せ、週に一度程度開放する相談をしました。何とかうまく運営できるといいのですけれどね。
皆さんに手伝ってもらって本も書棚に入れて、だいぶすっきりなりました。

◇仕事は追い込みに入っています。いつもそうですが、この段階になると、ものすごく不十分なような心配にとらわれ、まだまだ手を加えたくなるのですが、そんなことを悩んでいるヒマさえない。

◇食事のときなどの時間つぶしに、例の海外ドラマの「ナポレオン・ソロ」のＤＶＤ（英語字幕しかないやつ）を見ているのですが、適当に流しておこうと思っても、ついつい字幕を読解しようとしてしまう。
だいたい、きゃりーぱみゅぱみゅさんだったか、字幕が読めないから洋画は見ないと言ってた人は。それはもちろん日本語字幕の話なわけだけど、きっとこういう感じなんだろうなと、英語の字幕を見ながら思っています。

これで読解力やヒヤリング能力がつくとは、とても思えないですが、ただ頭の体操や勘の鍛錬にはなるかもなあ。よく知らない言語の字幕をぱぱっと見て、画面の様子と見比べて、「えと、こいつは悪人らしいから、さっきあの爆弾があそこでああなったということは、今ここで言われてるのは、あの女の人を連れて来いということでしかないはずだな」とか、総合的に判断するしかないから、瞬時に。

英語の勉強なんて大学受験の時以来やってないから、ほんとに５０年以上ほったらかしな頭の中で、かすーかに残ってる、おぼーろな記憶で、単語の意味をそれも瞬時に思い出すのも、うまく行っても行かなくても、ふだん使わない脳みそが、うごめいているような、エクササイズしているような妙な快感がある。テレビの画面でも記憶の中でも、とっさの動体視力を駆使しまくっているような緊張感が最高だ。…って、いったい何してるんだろう。

きっと認知症になったりぼけたりしたら、こういう感じの楽しみはあるのかもしれないと、とんでもないことを考えたりする。未来は明るいような気がしてくる。

◇あー、仕事に戻らないと。