動物救援のサイト
せんべいさんがコメントで教えて下さった、前に紹介した団体の長崎の浦川さんが、他の方々とともに作った新しいサイトです。こちらの方が専用なので、わかりやすいでしょう。ごらんになって、ご協力をお願いします。
http://kakipi.xsrv.jp/foranimals/
私が知らなかっただけで、「被災 動物 救援」などの語で検索すると、地震直後から精力的に現地の動物救援につくしていた方々は多かったことがわかります。
その点では、ネット社会のありがたさを、身にしみて感じました。
動物だけでなく、人間の方ももちろん気になります。
ゆきうさぎさんの言うように、今の急務はとにもかくにも原発ですよね。これさえ何とかなればと思いますが、今また、やっかいな状況になっているようです。
それにしても、水道水の汚染その他、切実な問題が取りざたされる中、一応はそういう心配のない地域で、平常の生活をいとなんでいると、しかしこれもいつまで続くのかという不安や、周囲のあまりの平穏さに違和感もあって、映画や小説の「渚にて」で描かれた、世界が滅亡した後、最後に残ったシドニーの町で生きている(そしてまもなく死ぬしかない)人々のような、奇妙な気分になってきます。
でも、最大の救いは、「渚にて」とちがって、原発の周囲も含めた被災地に、たくさんの方々がおられることです。生きていて下さることです。
「私たちは孤独ではない」というのは、何よりも被災地の方々に感じてほしい言葉ではありますが、しかし、被災地の人たちが、あの苛酷な環境の中でも、生きていて下さることは、むしろ被災地ではない私たちに「私たちは、孤独ではない」と感じさせます。その方々を支援し、元の生活に少しでも近づける手助けができるのは、何という幸福か。自分たち以外もう世界には誰もいなかった「渚にて」の人々と比べて、何と恵まれているかと思わずにはいられません。