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十能

※御無沙汰しています。
先日、実家の囲炉裏に炭火を運ぶのに、十能がいるなと思い、ホームセンターに買いに行きました。

若い男性店員に十能はどこか聞いたら何なのか分らなかったらしく「重曹なら有りますが」の様な事を言われてしまった。(笑)
熱心そうな店員だったので気の毒になって、炭火を入れる小さいシャベルの様な物、と説明したら、シャベル類の有る棚を教えてくれた。
もう十能など使う人もないのだろうか、と危ぶみながら行って見たら、大小何種類かの十能があって胸を撫で下ろした。
つい、その中では高いのを買ってしまったが、昔祖母が使っていた小さいのも欲しくなって困っている。
囲炉裏自体は忙しくてまだ火を入れていない。
雪の日にでも囲炉裏で湯をわかして、老猫のモモと一緒に暖まろうと思って居たのだが、もうモモも死んだから一人でお茶を飲む事になりそうだ。それもまあ悪くはない。

※「母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き」「さよなら、お母さん―墓守娘が決断する時」二冊を読みました。数年前なら母との関係がここに描かれた通りで切実だったでしょうが、今は母が年をとって、そんなでもなくなっているので、深く同感しつつも余裕を持って読めました。
キャラママさんに貸したら「中身は面白かったけれど、二冊目で作者が一冊目の黄色い表紙の自分の本を『黄表紙、黄表紙』と江戸時代の絵本の名称で読んで喜んで居るのが、何だか気持が悪かった。『これこそ現代の黄表紙』などと言っているけれど、全然内容も形式も違って居るのに何を浮かれて居るんだろう。せめて本物の黄表紙を読んで見てから言ってくれ。本全体は折角の良い内容なのに他の部分まで疑わしく見えてしまうよ」とけちょんけちょんにけなしました。専門分野に関する事では彼女も随分気難しくなるようです。

※昨日今日とまた寒くなりました。皆様風邪など召されませんよう。

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カツジ猫