右翼ですらない
今日は昼からお客さんが来るのに、掃除も洗濯も入浴も水まきもその他いろいろ何もしてなくて、まあぎりぎりで間に合うだろうと思っていたら、ふと気づくと今日は地域の不燃物ごみの回収当番が、うちの組だったのを忘れていた。あわてて遅れてかけつけて、三十分ほど、仕事をする(本当は一時間だが、遅れたからね)。公民館の駐車場で、持って来た人たちに対応するのだが、今日はあまり人が来なくて仕事は楽だった。ご近所の方々とも、久々におしゃべりできて楽しかった。
それはいいのだが、予定はいよいよ詰まって来て、まあ何とかばたばたいろいろ片づけてお客さんを迎えられた。まあそうは言ってもろくに片づいてはいないのだが、それでも、たまにこうして来客があると、少しは家がすっきりして快適になるのがありがたい。
お客さんは、先日死んだ猫のカツジのお墓参りをしてくれて、超立派な花をいただいた。もう本当にカツジのやつの果報者め。
ネットをチラ見していたら、自民党の船田議員だっけが、高市氏を退陣させて総裁選をやりなおし、石破政権を復活させてはどうかと言っているらしい。あまりに突拍子もないが、それだけ党内部の動揺や混乱が大きいのだろうって気もするし、それもわからないではない。他人の私が見ていて不安になるのだから、党内の人ならましてやだ。
当然高市氏の支持者は激怒して、高市氏を応援するコメントもまたあふれている。まあそれもそれで気持ちはわかる。
ただ、適当に「何かやってくれそう」とかじゃなく、筋金入りの超右翼の人たちは、本当にそんなに高市氏を支持し信頼しているのだろうか。これも前から言ってるが、私は彼女がそんな右翼の保守の愛国者だのって感じが、見ていてどうしてもしない。誰かがXで、
靖国やめます!萩生田やめます!って、じゃあこの人何だったら貫くの?
自分ってもんがなさすぎるだろ
ところがアベ氏などは、最終的には「この部分を変えたって、何も前と変わらないんだから、変えるのを認めて下さい」などと言い出した。高市氏もそうだが、この人たちは皆、正面突破を絶対しないで、ごまかしたりおどかしたり、外堀埋めたり、どさくさまぎれに目的だけを達しようとする。それでは、たとえ達したとしてもあとが続くわけはない。勝敗はどうあれ、ちゃんとした討論や議論をまともに戦わせたあとなら、結論がどっちに転んでも、ある程度の収穫はある。だが、それをさけて、かけひきに終始し、そもそも、目的さえもかけひきになっているような話のもって行き方では、国防もエネルギーもよい方針が生まれるわけはない。
こんな当たり前のことが、なぜできないのか、ほとほと不思議だ。とにかく私は高市氏の愛国や国防や、いわゆる右翼的なものにさえ、熱意も情熱も覚悟もまったく感じられない。なりゆきや、ことと次第では、あっさり投げ捨てられる程度の信念や理想にしか見えない。しかもさらによくないのは、投げ捨てるタイミングや状況についての判断力や、せめて野生の勘さえも、あんまりというか、さっぱりありそうにないことだ。
本当に真剣に国を愛し日本を愛しているような人が、世の中に果たしてどれだけいるのか私は知らないが、そういう人がもしいたとして、そういう人こそ、アベ氏や高市氏のような、いろんな点でユルイ人を、信頼して国をゆだねる気持ちになれるものなのか。それを一番、今聞きたい。
