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在宅勤務

対面授業の集中講義をオンラインもどきにやってみて、何とか行けそうではあるのですが、資料をブログにアップする在宅勤務の手間がはんぱない。変に個人情報をもらさないように工夫していると、なおのこと気を使うし、かかる時間がばかにならない。いや面白いんですけど。やっていると。

それで時間がなくなって、読んだ本などの感想をぶっちゃけられないので、欲求不満がたまってしまい、それと関係あるのかどうか、笑いのツボだか基準だかがものすごく緩くなっていて、しょうもないことでも(いや、ちゃんとしたことでも)爆笑してしまう。

直近では教育大の卒業生でもある、北窓書屋さんのブログの黒澤明の映画評。いつも面白い記事だし、だいたい、超忙しいはずの中、私の「断捨離乱れ箱」と「断捨離停車駅」の、本当に立派な批評を書いて下さったのに、紹介もお礼もまだしていないで、毎日あせっているのですが、それはそれとして、黒澤作品の中でワーストスリーを決めようとしておられる、その行きつ戻りつが、ものすごくおかしくて、楽しくて、相当笑ってしまった。

私、順位付けとか評価とか、あんまりしないし好きでもないんですが、こういうのは、評価している自分のさらけ出しでもあり、読み物としても面白いし、悪口言われてる作品をふと見てみたくなるし、いいよね、ほんとに。

「一番美しく」は私あんまり嫌いじゃないのよね。というか、これを作ったそのメガホンで「わが青春に悔いなし」を平気で作ってるのが何とも素敵(笑)。でもこれ、矛盾はないと思うのよ、黒澤の中では。どっちのヒロインも同じタイプだもの。軍国少女も反戦少女も、本質的には共通する美しさを持つんだと思う。

「どですかでん」と「まあだだよ」は私も見たけど嫌いというほども印象に残らなかった。まあこのへんは話が長くなるからまた。

もう一つ最近笑ったのは、これはもうほんとにただくだらないのだけど、ソフトバンクの無観客試合で、応援席にペッパー(ロボット)がずらっと並んで踊るというか動くのもまあ気味は悪かったんだけど、この前見たらその前にずらりと四足歩行の犬型ロボットが並んでぎくしゃく動いてた。2ちゃんねるでも恐すぎると話題になっていたけど、なぜか見てる内に笑いがとまらなくなって、数分間パソコンの前で声出して笑ってた。私ほんとに疲れてる。

両方合わせるとロボットは二億円とか言ってたけど、まあ何か成算はあるんだろう。それより私は、あの四足ロボット、たしか本来は軍事用に開発されて、ネットのニュースであの気味悪い物体が野山をかけまわっているのを見たのが最初でね。その時何だかぞっとして、何という気味悪いもの開発するんだ、私が兵士やゲリラや一般人だったら、こういうのに追っかけられて殺されるぐらいなら、火炎放射器で焼かれる方がまだましだとまで思ったぐらい、あのかっこうと動きは嫌いで嫌いでしょうがなく、ただもう気持ちが悪かった。

それが、ホークスカラーの黄色と黒になって野球帽かぶって、観客席でおかしなダンスをしてるのを見ると、気持ち悪いかっこうは変わらないけど、何だかドーベルマンが芸をしているようで、案外いけた。頼むから戦場でなんか活躍しないで、永遠に球場で踊っといてくれ。

ああ、「女帝」とか「白雪姫殺人事件」とか「眼球堂の殺人」とか「シェナンドー川」とか、いろんな感想書きたいのに、もう時間がない。くやしいけど、一応これにて。

写真は、隣のへやにも行けるようになって、勝ち誇っている、子猫のじゅんぺい。こいつの話もいろいろあるんですけどねー。

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カツジ猫