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地域の絆

◎もう少ししたら、この町の市長選があるらしくて、市政についての話し合いがあちこちである。まあ、いいことだ。
二つほど顔を出してみたのだが、いろいろ勉強になった。

何でも今の市長さんは自助ということをよく言われるようで、老人の見守りも地域でという方向らしい。私はさっそく、「地域で見守るったって、シロウトがそんな仕事をさせられたら、最悪の場合、おせっかいやのぞきがはびこってストレスが大変だ」と発言した。一方で、民生委員や町内会長を務めた方々の苦労話として、「地域の老人世帯のこととかを把握しておこうと思っても、市の方では全然資料も名簿も見せてくれないことが多く、ものすごく不安で困る」という声もあった。

要するにあれだよね。プライバシーとか個人情報とかをたてに、必要な情報は渡さないでいて、中途半端に地域で見守れの世話しろのと言うから話がおかしくなる。
きちんと人権やプライバシーの教育をして、責任を持った仕事としてそういうことに携わるシステムを作って行かなくてはいけないだろう。シロウトの善意とプロ集団の仕事とをきちんと組み合わせて使わないと、私がつねひごろ言っているように、変にウォッチングされストーカーされるぐらいなら、孤独死して猫に食われて白骨死体になって、発見される方がよっぽどましという気分にもなる。

ところで、この間からそういうご近所の話をいろいろ読んで笑っていたが、下の三つあたりが一番すごいかなあ。
共通しているのは、「隣りがのぞけないのはつらい、関われないのはさびしい」という意識に、何の恥も罪悪感も抱いていないことで、まあこういう人もいることを思えば、「大きなお荷物が来ましたねえ、何か買われたの?」などと言われるぐらいで、私もぶちきれていてはいかんのだろうが。

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0621/324995.htm?g=06

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0709/329703.htm?g=06

http://kosodatech.blog133.fc2.com/blog-entry-1803.html

◎さて、こんなことしている場合ではない。明日〆切の原稿をしあげてしまうとするか。

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カツジ猫