執念だねえ(笑)
朝、これが最後と思って注文したレンガが届いたので、そのまま、敷きつめてみたら、うーん、少し足りなかったかな。でもまあ、奥庭までの通路はかなり完成した。あと一回補充すれば、出来上がりか。もう、真珠湾も民主主義サミットも地震もサクラダ・ファミリアも何もかも放りっぱなしで、庭仕事に没頭してしまって、友人の誕生日のカードも送りそこねて、何してるんだか。書きたいことは、山ほどあるのに。
しかし、こんなの見ていると、野良猫も野良猫だが、私も執念だよなと、つくづく思うよ。
こういう作業の間ずっと、古いラジオでNHKを聞きまくって、家の中でもつい聞いてたら、電池の減り方がはんぱないので、コンセント使用のラジカセに切り替えた。それでもついついNHKばっかり聞いてしまう。
同じ女性アナか何か知らないが、読み方の怪しい人も中にはいて、明らかに「おこなって」を「いって」としれっと読んだりすることもあるが、だいたいは、きちんとしたしゃべりをゲストも含めて皆がするから、ほんとに耳に快い。あらためて、民放のワイドショーで、タレントのド素人の井戸端会議以下みたいなコメントの山に、自分がどれだけうんざりしていたのかを思い知る。政治や世界情勢に関する、キッチンでのおしゃべりみたいな感想や意見の数々なんて、もう本当に、聞きたくもない。
でももちろんそれは、引っ張り出されてるタレントたちのせいじゃない。ちゃんと、その方面の専門家も評論家も批評家もいるのに、そういう人たちの意見を聞くと当然ながら政府や内閣の批判をするわけで、それがいやさにアベだのスガだのが、徹底的にそういう人たちを排除したから、もうド素人のタレントをコメンテーターに仕立て上げて並べるしかなくなった結果だもんね。彼らも被害者だよ。
おかげで視聴者は事件についても社会や政治についても、その方面の専門家のちゃんとした意見を聞く機会がまったく奪われてしまった。暗闇の中を手探りで歩いているように、そのへんの一般人の行きあたりばったりの感想を聞かされている。NHKは、どうせ偏向してるのかは知らないが、それでもまだまだ一日の番組では、それなりに専門家や第一線の活動家が登場して来るから、まだしも少しは参考になって耳を無駄にしなかった実感が生まれる。
とか何とか思っていたら、ネットでワイドショーの「バイキング」の姿勢が上層部と合わないから打ち切りになるかもしれないという話が流れて腰が抜けた。それこそド素人のタレントたちの感想の垂れ流しに私が閉口していた一つの、あの程度の番組でさえ、上の人には目障りなのか。ちょっともう、病んでるとしか言いようがないんじゃないか。批判や悪口を受けつけられない抵抗力のない指導者や国なんて、弱体化して劣化して落ちこぼれるしかないだろうによ。