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夜中の赤信号。

授業で学生に八犬伝のあらすじを、とにかく覚えてもらうために、八犬士を一人づつ紹介していて、今やっと二人目の犬川荘助まで行ったんだが、こんなペースで大丈夫かな(笑)。
最後の犬村大角までたどりつくのは、いつになるやらと思い、ついでに大角をどう紹介したらわかりやすいか記憶に残るかを考えていて、「とにかくまじめな人でねえ。真夜中のまわりに見渡す限り何もない交差点で、地平線まで人も車も見えなくても、赤信号どころか黄色の信号でも迷わず止まる人」と言えばいいかと思ったりした。

さらにまた、そのついでに他の7人の犬士はどうかと考えた。絶対に止まらない、止まるわきゃないのが道節と毛野だろう。親兵衛はもちろん止まる。信乃もやっぱり止まるだろうなあ。現八と小文吾は多分止まらないだろう。止まるとしたら、ちょっとその間に煙草をのむか、ドリンクを飲むか、カーラジオの調整をするか窓をふくか、時間を有効に使うだろう。黙って前を見てまじめに止まってはいないはずだ。荘助も当然止まるだろうが、ただ彼はふふっと小さくひとりで笑ったりするかもしれない。

などというムダ話はおいといて。
むなかた九条の会の6月のビラの原稿を書かなきゃならないのだが、安部首相のやることや言うことが、あまりにバカすぎて、いちいち批判するのも腹が立つ。こんな結果になるような投票もしくは棄権を選挙でしたやつに責任をとってほしいと毒づきたいが、そんなことやつあたりしても、しょうがないからなあ。首相にしろ誰にしろ、ほんとに武器と軍隊で日本が守れてアメリカも守れると思ってるんだとしたら、それこそ平和ボケの極致だろうよ。

話は変わるが、いろんな共感できる情報が入ってためになるので、よくのぞくツイログで、ここ数日、女性をバカにした(ということは結局のところ男性もバカにした)CMの実例が、いろいろ紹介されている。昔の「私作る人、僕食べる人」のCMの話も出ていた。
そうだったなあ。私はあの時、ムカつきすぎて、とうとうどっかの新聞に投書して掲載されたんだった。当時の大学院生の調査旅行じゃ、昼間の調査でどんなに男性と同じに力仕事もして働いていても、夜の食事のときには旅館の方は、10人以上のメンバーのごはんの入ったおひつと、お味噌汁の入ったお鍋と、湯呑みとお茶を、唯一の女性メンバーである私の前において「お願いします」と言って消えていた。しかたないから私は先生から先輩から後輩から同級生から皆の男性の給仕をして、だから一度もそういう旅行の間に食事を十分にとったことがない。
食い物の恨みは恐ろしいというが、書いて思い出しているだけで、怒りで頭がくらくらして来て若返る思いがする。
そういう実態を書いて、「こういう私にとって、あのCMは不愉快きわまる」としめくくって投書したのだった。きっと怒りと呪いとで、封筒が紫色に輝いていて、選ばれたのにちがいない。

などという昔話もおいといて。

「アナと雪の女王」、ここまで書いたらとまりませんので、行くところまで行ってみます。しかし、ますます無駄話と脱線のオンパレードになりそうなので、お覚悟のほどを。まーねー、こうしてサカナにするにはいい映画だよね。たくさんの人が見ているし。
では、その内にまた、ぼちぼちと。

わー、マグロの映画の感想はいったいいつになるんだか。

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カツジ猫