小津久足の本
お! 西日本新聞が『大才子 小津久足』の本を紹介してくれてます。
最後の一文もきけてますね。
SNSで「いいね」の数を競う承認要求に支配された現代人には、「無名」に照らされたその生き方がまぶしい。
昨日(2023年6月11日)の西日本新聞の「本と人」で、拙著『大才子 小津久足』(中公選書)をとりあげていただきました。前著『小津久足の文事』(ぺりかん社)も含めて丁寧に取材していただき、ありがたいかぎりです。
(なお、こうして記事画像をアップする許可をいただいております) pic.twitter.com/ndG1VhpXKs
— 菱岡 憲司 (@hishiokakenji) June 10, 2023
私の方は前期の集中講義がどうにか無事に終わりました。「ぬれぎぬ」について毎時間書いてもらう受講生の皆さんの小レポートがなんか、みるみる鋭く深く考察が広がり豊かになって行くのに、こちらが圧倒されました。人間の発展や成長って実にすごい。
庭のユリが次々咲くので、もう片っぱしから切って飾っているのですが、ユリもいろいろで、昨日取り入れてきた巨大な数本は、どうやら香りの強い品種らしく、もう玄関を開けたとたんから、花の香りが押し寄せてきます。贅沢っちゅうか何というか。
実のところ毎朝しおれた花を片づけて切った茎を庭に挿したりして、いくつもの花びんの水をかえて新しい切り花を入れるというのは、そこそこひと仕事ではある。海外ドラマ「ダウントン・アビー」で山ほどいる使用人がする仕事の中で、よく「古い花を抜いて新しいのにさしかえて」と口にしているのを聞くけど、これってたしかに時間をとるんだよなあ。もちろんドラマの花は大邸宅の巨大な鉢の花なんだけど、それの古いのを毎日交換してるわけなんだけど。
思えば数年前までは、ジンジャーとバーベナをちょろっと飾って満足していたのだよなあ。この今の贅沢さ、豪華さはすごい進歩なんだが、その分管理もヤワじゃない。ま、楽しいからいっか、しばらくは。