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山登り

◎今日は元同僚に誘われて、平家一族ゆかりの「五位石」というのを見に行って来ました。
400メートルの山の中腹、多分300メートルあたりにあり、そこまで行くのに隣りの山を越えて行くという、とんでもないコースで、十数人の一行の中で、すっかり足手まといになりながら、一応無事に帰還しました。

石は大型トラックほどもある巨岩で、丸くて形もよく、安徳天皇がその下で雨をしのいだという伝説にふさわしい、品格がありました。
元同僚は、これを地元の観光のための名所にしたいと考えているようです。

この付近には、知盛の息子の信盛という、平家の系図には見当たらない平家の子孫の墓もあって、彼が開いたという金の鉱山の跡もあります。それも見物して来ました。
一日100歩しか歩かない日もざらの、私の足腰にはショック療法だったのか、何やら身体がしゃんとしました。しかし明日あたりは腰が痛むだろうなあ。

◎大阪市長が何やら文書を発表したようですが、それより、こちらを読んだ方がためになると思いますので、紹介しておきます。ジャーナリストの江川紹子さんのインタビュー記事です。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130525-00025178/

私が本田勝一の「カンボジア虐殺」の本を読んで、ある過激な友人(どっちかというと保守派)に内容を話して、「どうしてあそこまで、めちゃくちゃな政府による虐殺が可能になったのだろう。本来ならそういう動きに一応のチェック機能を果たすはずの社会主義者や共産主義者が、社会主義政権ということになっていたポルポト政府に対して、批判がしにくかったのも一因か」と言ったところ、彼女は「とにかく、バカをのさばらせちゃいかんってことよ」と、一刀両断に切り捨てました。

彼女の場合の「バカ」の定義はともかく、たしかに思考力、判断力、知識力、想像力の劣る人たちに、したいことをさせておくのは、そうでない人たちの怠慢と言われてもしかたがなく、たとえば、このインタビューに示されるような良心的で賢明な人たちの声に、私たちは耳を傾け、広めなければいけないのだと思います。

◎それにしても、自分の勉強がまったく進まず、私はなかば半狂乱です。月末までは、すべてを忘れて、しばらく仕事に集中せねば。

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カツジ猫