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庭の年越し

写真の大木は「きなもち」の木で、2000年に亡くなった愛猫キャラメルとミルクが、エイズになって、外に出さないで飼うことにして、金網の小屋を作ってやったとき(家の窓から出られるようにして)、登って遊べるようにしようと、小屋の中に植えてやったのです。そのころはまだ、私の背より少し高い程度だったと思うのですが、こんなに育ってしまいました。キャラメルは死に、ミルクは行方不明になり、金網の小屋はとりこわして、木はいつの間にか三倍以上の高さになり、夏はセミがとまって鳴き、樹の実を食べに鳥が来て、一度は巣を作りました。

今やわが家のシンボルツリーみたいに巨大になり、放っておいてもかたちはけっこうよく育ったので満足していたのですが、あまりに伸びて、もしや折れたり倒れたりして隣家にご迷惑をかけたりしてはと気になりはじめて数年、とうとうネットで調べて、業者の方に来ていただいて、切り詰めてもらうことにしました。ついでに他の庭の木も、伸び放題になっていたのを、私の手が届く高さに、刈り込んでもらうことにしました。

今日の朝から来ていただいて、お茶の世話など何もいらないと言って下さったのですが、つい昔、田舎の家の庭の世話をして下さった業者の方へ、母たちがお茶を出していたのを思い出して、適当にコンビニで買いこんだお菓子やみかんやペットボトルをお出しして、なんだかなつかしい思いをしました。今日まで寒いということなので心配しましたが、案外陽も照ったりして、ほっとしました。

リーズナブルなお値段で、木々もすっかり刈り込んで下さって、「私もいつまで生きるかわからないけど、できたら毎年一回ほど、刈り込みに来ていただけますか」というお願いもして、これから死ぬまで、庭のことはいっしょに世話して下さる方ができたと思うと、肩の荷がひとつおりたようで、とても気楽になっています。

あとはその内、似たような感じで、家事や家の世話をして下さる方を見つけられるといいのかもなあ。
 だけれども、私は今のところ、家事も掃除も料理も、ろくにできてない割には楽しくて好きで、人手に渡す気になれない。肉なんかもわざわざ切り身よりブロックを買って、切り分けて焼くのが妙に楽しかったりする。まだもうしばらくは、こういうことを楽しみたい。

てなわけで、年末に懸案事項がひとつ片づいて、ちょっとうれしい♪
 まだまだすることもしたいこともあるけれど、ひとつひとつ、こなして行くしかないだろうなあ。

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カツジ猫