待つ。
明日は届く予定の郵便物と、メールのファイルがあるからして、家にこもっていなけりゃならない。まあ寒そうだし、料理も掃除も片づけも、する仕事は多いので、せいぜいのんびり過ごすとするか。何かを待つのがメインの日というのも、めったにないぜいたくのような気がするし。
それにしても年末まであと十日。あまりにも多彩でわけわからん仕事が山盛りのぎっちぎちで、これの半分でもこなせたら、自分で自分をほめてやる。授業が終わって学生のレポートの採点とか、返事を出してない手紙の山とか、クリスマス&正月の準備とか、年賀状書きとか、定番の庭の手入れに家の片づけ(足の踏み場どころか、もはや動くことも難しい状態。笑)とか、見たい映画(「八犬伝」はとうとう見逃したよん)も数本あるし、しょうもないネット小説群にははまってるし、街に出かけて使わなくなったお店のカードを数枚処理しなきゃならないし、猫のご機嫌は取らなくてはならないし、私自身の身体もガタが来てるからゆっくり休んででれでれしたいし、ずっと行ってないなじみの喫茶店には顔を出したいし、もう本当にどうすりゃいいのよ。
思えば夏からか年のはじめからか、自費出版の小説の完成めざして全力投球して戦闘状態がずっと続いていたから(しかもまだ終わってもいない)、家はもろ戦場だ。どこからどう手をつけたらいいものか、そもそも、お鏡餅を飾る空間が確保できない。まあいいや、いつも思うことだけど、これだけ何もしてなかったら、何をしたって、何かをしたことにはなるんだからな。
とにかく例のサンタさんは、窓辺に飾りました。トナカイとツリーの置物は前からあったのですけど、ぽつんと赤い色が加わると、窓だけでなく、家の前の通りまで、全体に灯がともったような、ささやかな華やかさです。いやー、きっと自己満足ですけど(笑)。
こんな中でも毎朝欠かさず、上と下と両方の家の仏壇や神棚にお参りして水を替えたりお線香上げたりしているのだけど、いろんな雑多な感謝やお願いをする最後にいつも、能登の被災者の方々が少しでも幸せになりますようにと、ずっと祈りつづけていた。
それがもう一年になり、同じことばを口にする切実さももどかしさも、まったく色あせていないのが、腹立たしくてしかたがない。被害者がこれだけ放置されまくる、こんなことってほんとに、あっていいもんだろうか。他にも腹立たしい事件やニュースは多すぎるけど、とにもかくにも、自分にできるささやかなことをして行くしかない。