採点基準。
◇以下は、掲示もしましたが、ここでも書いておきます。
木曜5限「国文学史」採点基準 担当教員・板坂耀子
採点結果に疑問がある人は、以下を確認した上で成績調査依頼を行って下さい。
1.レポートを提出した段階で70点をつけています。
2.以下の場合、減点しています。
引用部分と自分の見解の区別が明確でない(-20)
①~③の項目に整理して記せという指定を無視して、異なる形式で記している(-10)
各項目の内容が、指定したものと異なる(-20)
求めていない内容(自分の感想など)を①②の中に入れている(-10)
①の「板坂の見解を自分のことばでまとめる」が、ただ教科書を抜粋したものにすぎないか、明らかにまちがっているか、あまりにも不十分で一部分にすぎない(-10)
②の「板坂以外の著書や論文を抜粋する」が、①と関係ない内容のものを引用している(-10)
③の「①②を比較して自分の意見を述べる」が、説明不足で比較になっていない(-10)
論述に矛盾があり、結論が不明である(-10)
誤字、脱字、文法の誤りがある(一か所につき、-2)
3.以下の場合、加点しています。
①のまとめが正確である(+10)
②で多くの資料を引用している(+20)
③で、考察がていねいで追求が深い(+20)
珍しい資料を引用している(+5)
独自の見解あるいは興味深い問題点の指摘がある(+5)
板坂の説や見解への批判が正しくなされている(+5)
4.90以上が秀、80以上が優、70以上が良、60以上が可。
※特に「①~③の項目を順に記述する」という形式を守らなかった人について。
これは本来なら-20にする予定でしたが、私の試験要領の説明が十分でなかったことを考慮して、-10にしています。したがって、これだけで不可になっている人はいません。加点の要素があれば優や秀も可能です。
ただ、この形式は実際には「これを守っていれば自然に引用と自分の見解との区別はつく」ことを配慮して指定したものです。この指定を無視して書いた場合、引用と自分の見解の区別を明確にするのは、かなり難しくなるため、「明確でない」ということで-30になった人が多いことを理解して下さい。(2016.2.23.)