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斎藤先生の講演

早く書かないと忘れてしまいそうなので。10月2日に「むなかた九条の会」主催で行った斎藤文男先生のお話です。

ものすごくわかりやすいお話でした。

◎憲法九条の改正はない。
各新聞等のアンケートでも、国民世論は自民党の支持者でさえ、憲法改正に反対の人は半分を超えている。
改憲には三分の二の賛成が必要で、もし投票をよびかけて改憲が成立しなければ、その政党は最低10年は立ち直れない。そんな危険なことはどの政党もしない。

安倍政権の時に強引に通した国民投票法は三年は施行しないことになっていて、その期限は今年の五月に切れた。しかし審査会もスタートできない状態で改憲はまずできない。

◎だが、だから安心と思っていたらアホである。実質的に憲法九条を骨抜きにしてしまう方法はいくらでもある。

[法改憲 憲法違反の法律を作る。国民投票は不要、国会で決められる。
∪策改憲 非核三原則を「密約」で破っていたようなもの。法律以前の政府の「方針」。政府だけでも決められる。
2鮗甓?‐鯤犬鮠ー蠅乏搬膕鮗瓠これで大抵のことはできてしまう。できないことは「集団的自衛権の行使」だけ。つまり「アメリカが攻撃を受けた時、日本も戦う」ということが、できないだけ。しかしこれも今では総理大臣の言明でできるようになっているそうな。
こ宛魏?ヽ姐颪亮麈召伐饕未靴得写世鯣表する。1996年の橋本首相、クリントン会談で、「後方支援」を約束し、そのために有事の際の法整備をしたのも、それ。

こんな風に、いくらでも実質上の改憲はできる。「九条」だけ見ていて変わらないと安心していたら大変危険。

◎特に日米同盟の関係を注目しておくこと。アーミテージ等の発言などでくりかえし米国は、日本に「ともに戦うパートナーになれ」と露骨に圧力をかけつづけている。日本政府もそれに応えている。すでに2003年の国民保護法で、私たちは日本国内の米軍の軍事活動をじゃましてはいけないし、協力しなくてはいけないと決められている。

◎九条だけでなく、憲法前文の精神で対抗しなければいけない。もう一度前文を読み直してほしい。
これは、日本国民だけではなく、国境をこえた全世界の人々を視野に入れた非戦の誓いである。
「我ら」ということばを使っているように、主語は国でも国民でもない、一人一人の人間である。
平和とは人権である。これは国際的憲法である。
戦争でテロは解決できない。武装勢力が国に向かってやっていることは、戦争では解決できない。

◎平和運動は、非戦運動、反戦運動であり、弾圧を受ける覚悟も必要である。

こんなところかなあ。わからないところがあったら、また聞いて下さいね。

今日は市民劇場で「欲望という名の電車」を見てきました。栗原小巻はあいかわらず殺人的に下手でしたが、それでも原作がいいからか、ヒロインのブランチの切ない悲しみはしっかりと伝わってきました。最後に彼女の着るドレスが最初の純白ではなく、微妙に灰色がかっていたのは、それなりに彼女が傷つき汚れたという意味なのでしょうか。

今、佐木隆三の「復讐するは我にあり」とカポーティの「冷血」をいっしょに読んでいるのですが、さすがに暴挙かな。ノーベル文学賞をとった何とかさんの「楽園への道」も本棚にあったので、読みはじめています。

ノーベル賞といえば、二人の科学者の受賞に日本全国が新聞もテレビもあれだけわいたのには、うれしいというより「へ?」と、あっけにとられました。「二番じゃいけないんですか」と仕分けで言った議員の発言が批判的に回顧されてたようですが、あの当時もふくめて、ここ数年かもっと前からの日本全体の雰囲気があの発言に集約されてたようなもので、何もあの人だけ責めることじゃない。このところの日本全体の動きから、私はこの国はもう学問や研究や知識はどうでもいいと捨てる道を選んでるんだろうと思っていたので、この日本列島の喜びぶりを見ると、まだそんなに学問に対する未練が残ってたのかと、いっそ驚いてしまいます。いや、じゅうばこさん以上に私もきっと性格悪いんでしょうが。(笑)

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カツジ猫