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方針は決まってるんよ方針は

朝の1時間、夕方の1時間だけ庭いじりをしようと決めていたのだけど、もうあなた、朝の8時から首すじがちりちり痛くなるほど強い日差しが照りつけるんじゃ、そんな方針どうやって守れっちゅうのよ。

連日35度級の猛暑がつづき、政府や電力会社は「エアコンは使って」とさすがに言いつつ、電力不足と節電を呼びかけつづけている。ネットでは、こういう呼びかけは原子力発電の再開をもくろむアピールでもあるから注意しないとといった発言もあいつぐ。

電力不足は多分本当だろうし、深刻な事態もその通りなんだろうが、こういう命に関わるような国の運命に関わるような重大なことにあたって、政府の呼びかけや訴えに、いちいち「何の魂胆が」と疑わないではいられないというのも、実に不幸だし暑苦しさを倍加させる。人間としても政治家としても品格や倫理が欠如した指導者をいただいていると、こうやって素直に忠告が聞けず、いちいちことばの裏を読んだり腹の中を探ったりしなければならないエネルギーが、実にもうバカにならない。
なぜかまだ、セミはまったく鳴かない。

空気が燃えているような戸外をながめていると、こんな状況が続くようなら、絶対に太陽光発電は可能なんだろうにと思ってしまう。もったいない熱波だ。
何もしないでいるのもしゃくなので、ウッドデッキに山積みしていた枯れ枝を市の清掃工場に車で運んで少しずつ処分しはじめてみた。もう本当にちょびちょびなので、まだまだ枝は残っているが、これを少しずつでもやっていれば、いつかは片づくだろう。そうやって、奥庭の一角の枯れ枝置き場にしていた場所をきれいにすれば、そこにまた何かが植えられる。ちょっと楽しみではある。

今朝はこの熱波を利用しない法があるかと思って、羽根布団を干し、タオルケットやシーツやバスマットを山ほど洗濯してやった。きっと夕方までには乾くだろう。若干働いたので、最近続けているそうめんとトマトではものたりず、血のしたたるようなステーキが食べたくなった。でもお金がないから、しばらく行っていない牛すじカレーのおいしいハンバーグ屋さんで手を打とうかな。あっでもあそこ夕方にならないと開かないんだった。えーい、レトルトのボルシチにしとこうかしらん。

黄色のグラジオラスは勇ましく次々に開いている。球根から育てたと思うと、何だか遠慮しないで切り花にできるのが自分でもおかしい。バターのようにこってりした黄色は室内で見ても快くって元気が出る。
同じ色のカラーを三本買ってきて別の花瓶にさしておいたら、今朝なぜか一輪だけ、首から落っこちていた。コップに入れて飾ったが、茎が見つからないのが謎。猫のカツジよ、おまえ何かしたのかい。

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カツジ猫