1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 昔なつかし

昔なつかし

昼間はあいかわらず暑いけど、夜は少し寒くなってきました。「セックス・アンド・ザ・シティ」で、秋が訪れてキャリーが毛布をひっぱりだす場面を思い出しながら、羽根布団を出したりしています。

ネグリジェも長袖のに代えようと探していたら、ものすごく昔の大学院生時代に天神の岩田屋で買ったネグリジェが出て来ました。私はペットが死んだとき着古した服にくるんで埋めてやるので、こんなのもうとっくに、どの猫か犬かのお墓に入ってると思ってた。

これを買ったときのことも覚えていて、先輩の女性と後輩の男性といっしょにショッピングに行ったのだけど、ネグリジェは別に恥ずかしいとかじゃなく、好みのを選ぶのに集中したかったから、別れて一人で買いに行こうとしたのに、後輩も「ごいっしょしちゃちゃだめですか」とか言って、「えー」と困ったのを覚えている。

ついでに、こちらのステッキは、村医者をしていた祖父が往診のときなどにいつも使っていた。最近体調に自信がなくて、もうすぐ始まる集中講義で階段を上り下りするのに使ってやろうと探したら、どうしても見つからない。
人にやったり処分したりしたはずはないのにと必死に探してもないから、やけになってネットで調べて、ドイツ製の1万や2万するやつを買おうかと妄想にふけっていたら、階段の上のかごに、母の四国遍路の時の杖といっしょに、ちゃんと入っていた。

でも、あらためてしっかり見たら、古くて傷だらけなのはまあいいとして、「宇佐神宮参拝記念」と文字が入っていて、けっこう普通の品だったとわかった。それにしては祖父は大切そうに使っていたよなあ。
長さもちょうどいいし軽いし、せいぜい愛用してみることにする。

Twitter Facebook
カツジ猫