金もらってやってるんだろ
チョウセンアサガオは、なかなか使えます。次々つぼみが開くし、いろんな顔を見せてくれるし。
こいつはたしか、雪の中でも咲きやがるので、一年中切り花には困らないかもしれない。しめしめ。
でも、「駆除したい」と私よく嘆いてたから、庭の手入れを手伝って下さる親切な近所のご主人が、切ってしまわれるかもしれない。「そのままに」とお願いしておかないと。
ツイッターの方ではいくつか記事を紹介しましたが、ネットでは有名な右派の人物の書き込みが、個人ではなくて法人で、仕事として書きこんでいたということがわかって、話題になっています。
何が問題かということについては、いろんな方が書いておられますが、とりあえず、とっさに私が感じたのは、九条の会やその他で、いろんなデモや抗議行動をするとき、その批判としていきなり即座に来る攻撃が「どうせ金もらってやってるんだろ」というせりふであること。何かねえ、もう本当に不思議というか、すごい違和感がいつもあった。
国会前の抗議行動だって、沖縄のヘリパッド反対運動だって、もっと小さな集会や街頭宣伝だって、私たちは皆手弁当だし、その上その場でカンパまでしてる。正直、その出費がとてもつらいことだってある。
それでも皆、そうしてるし、ごく普通の私の近所のおじさんたちも、現状を見たいからと何人もが自費で沖縄まで行った。
そういうことは昔から私たちにはあまりに普通で(たまに交通費が出たことはあったけど、そんなのは数えるぐらい。それさえも受け取らない人が多かったし、出すべきじゃないと反対する人もいた)、政治的意見や思想信条はそうやって表明するものだと肌身にしみついていた。
だから、そういう活動に対して「金もらってやってるんだろ」という悪口は、腹が立つより何よりも、いったいどこからそういう発想が浮かぶのだろうと、とにかくもう毎回びっくりした。そういうことを思いつける頭の構造が信じられなかった。まったく、こんなので金がもらえたら、私なんか今ごろ百万長者だろうよ。
最近少しずつ感じていたのは、「ああそういうこと言ったり考えつく人たちって、結局自分たちが何か意見を言ったり書いたり行動したりするときに、お金もらってやるのが普通だもんだから、そうとしか思えないんだろうな」ということだった。
今回のこの件で、あらためてそれが納得できた気がしている。
それにしても、この件の異常さや狂気が、いまひとつ世間にぴんと来ていないようなのは、ネットでの投稿どころか、国の政策も国民への奉仕も、すべて「金をもらえなくちゃやらない」アベ政権の徹底した精神が、知らず知らずにあきらめにも似た常識として定着しつつあるのだろうな。そのことも含めて、ぞっとする。
野党攻撃の匿名アカウントDappi は、法人格を持つ都内IT企業。資金源と目的は何だったのか。
指示母体が政党か、官邸との関わりがあったのか、資金源は何か。もし、どこかの組織が税金を使って自分たちに有利な世論をネット工作でつくっていたとなったら、大スキャンダルだ。 https://t.co/APF33C5MZO
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) October 9, 2021