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映画「ヴァチカンのエクソシスト」を見ました

じわじわ涼しくなって来た。吹き込む風が涼しくて夢みたいで、思わずベッドの上でごろごろ時間を過ごしてしまう。まるで上高地か軽井沢に避暑に来ている気分(もちろんどっちも行ったことなんかない。笑)
 しかしそうかと思っていると、突然またむしむし暑くなるから実に油断ができない。

奥庭の青と白の鉢が水まきの邪魔になるので、横庭に移動させて赤い日々草を植えたのだが、その後で例年ここには彼岸花が咲くことに気づいて、しまった、同じ色が重なって目立たなくなるとあわてた。したらば、ここの彼岸花はいつからか全部クリーム色になってたのを忘れてて、ちょうど重なり合っていい色合いになりそう。この写真は位置がいまいちなんだけど、もっと下から撮ったらきっともっと素敵だろう。

奥庭の斜面にツユクサがみごとに広がって咲き乱れてたので、写真を撮ろうと思って夕方行ったら、みな花がしぼんでしまって、がっくり。明日あたりまた咲かないかな、それとも、つかの間の光景だったのかしら。

このホームページにも「グラディエーター」「マスター・アンド・コマンダー」の特設ページがあるように、ラッセル・クロウのファンなのだけど、このごろは映画もあまり見ないので、最近偶然、映画館の予告編で見るまでに、近作で悪魔祓いの神父を演じてるなんて知らなかった。このへんで見られるのかしらと思っていたら、ネットで見てたら、まだ知らない新しい映画館で上映しているのがわかった。

だけど体調はいまいち、上映は夜だし、天気は雨だし、知らない場所だし、ハードル高すぎで、だいぶ迷ったのだけど、えいままよと車で出かけた。案外あっさり建物は見つかり、新しい超きれいな建物で、いい遊び場所をまたひとつ見つけたと嬉しかった。

ただ、もうレストランが閉まっていたので、近くのおしゃれなイタリアンの店に行ってみた。そうしたらドアを開けたとたん、真っ黒の大きな犬がわんわん吠えながら飛びついてきた。食事ができますかと聞いたら、犬は大丈夫ですかだって。大丈夫ですと言って、ピザを注文した。犬のエサももらって、食べさせたらなつかれて、ピザもほしそうだったけど、やっちゃいけないだろうと思って無視していたら、テーブルの下に来て、私のひざに頭をのせていた。

私はこういうおしゃれな食べ物屋や美容院で、家族とか日常とかを感じさせられるのはあまり好きではないのだが、この店の場合、犬もインテリアの一部のような非日常の存在のようで、悪くなかった。まだ若くて、女の子で、名前もしゃれていた。全身石炭のように黒光りしているので、さぞブラシをかけているのだろうと思ったら、皮膚を痛めるからブラシはかけないのだそうだ。その代わり大変高級なえさを食べさせているようだった。ちょっとまた、顔を見に行きたい。

映画はなかなか雰囲気と迫力があった。私はカトリックや悪魔には詳しくないから、実在の悪魔祓いの神父がいたという事実も、どういう風に考えていいかわからないが、いかにもしたたかで、しかも無邪気で健康的で、それでいて悪の権化にもなれる(「ハーケンクロイツ ネオナチの刻印」やら「バーチュオシティ」のシドなんか、立派にやれちゃう人だしな)という点ではラッセルは安心して見ていられる。宗教裁判を行った暗黒時代は、実は悪魔のせいだったという解釈もなるほどと新鮮だった。悪魔がどういうところにつけこむかという点も、なかなかに納得できた。

“ホラーが苦手”なラッセル・クロウが実在のエクソシストを演じた理由とは 映画『ヴァチカンのエクソシスト』

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カツジ猫