映画館の暗闇で

急に寒くなりました。
今夜は毛布をもう一枚、増やした方がいいかもしれない。

今朝はまるで昨日のデジャブのように、ほぼまったく同じ時間まで家にいて、ぎりぎりで飛び出して中間の映画館に「アラビアのロレンス」を見に行きました。結局十分程遅刻し、窓口で聞いてみたら、まだ予告編の最中とのことで、すべりこんで間に合いました。

中東情勢が緊迫している今、奇妙なほどに古さを感じず、しかしまあ、数回のリバイバル上映も含めてこの何十年かでこの映画、映画館だけでも多分百回は見ているのじゃないかと思うので、今回完全版で増えている場面もほぼわかり、逆に減っている部分も少しあるのじゃない？と思うぐらい、おなじみの映像ばかりなのですが、それでもとても楽しめました。

ただ、その中で、自分がこれまで歩いたり選び取ったりして来た人生も、微妙に重なって思い出し、そういうものから生まれる決意や逡巡を、まったく理解しなかったバカのことまでいろいろ思い出して、映画館の暗闇の中で、あらためて煮えくり返るぐらい腹が立ったりしてしまったのは我ながらご愛嬌です（笑）。

生きていると死んでいるとを問わず、私のそういう心境や心情を、本当によく理解して、多くは無言で、ただ認めて支えてくれた人たちも少なくなかったことを思うと、そのことの幸運をむしろ感謝しなくてはならないのだろうけれど。

写真は、いつも行くスーパーにパセリが売ってなくて困ることがよくあるので、めんどくさくなって園芸店で苗を買ってきて、玄関先に植えたもの。料理のたびに、ちぎっては使っています。なかなか便利です。