春の花
寒くなるという話だったが、今のところはいい天気だ。
毎年なぜかセンター試験のときは、雪が降って寒いことが多いのだが、これならまあまあだろう。
こんな中での試験実施は、受験生も大学側も、こちらが何か言うのもひるむほど、予測不能な気をつかう状況だと思うが、せめて明日も、このくらいの天候であってほしい。
久しぶりに花屋さんに行ったら、ものすごくきれいな色のピンクのスプレーバラとトルコ桔梗が入っていた。あまりの華やかで浮き立つような色合いに、思わず買ってしまった。猫のカツジがすりすりして倒さないかと心配だったが、無関心のようでほっとした。
おばあさん猫のグレイスは、やっぱり口が痛くてエサを食べられないようなので、今日また病院に連れて行った。わりと元気だが、口内炎もあって、痛み止めと抗生物質をもらって来た。こいつのことだから、そうあっさりとは死にそうにない。しばらくはまた、金と手間とがかかるだろう。しゃあないか。長いつきあいだもんな。
「メタモルフォーゼの縁側」の最終巻が出ていたので、買って来て、どきどきしながら読んだ。最後までゆったり落ちついて、細やかに行き届いていて、いろいろ安らかで、ほっとした。いい終わり方だったと思う。
えっえっ、検索していたら、これ映画になるの、実写で? 「極主夫道」や「小さいおうち」のトラウマもあるから、嬉しいよりも心配だなあ。
いかにも映画化しやすく見えるんだよね。費用もそんなに、まるで、かかりそうにないし。でも、そう思ってると、しくじるよ、これ。ほんとに、バカにしないで、取り組んでくれるといいが。変なカン違いもしないでほしいが。何よりかにより、いらんことを絶対につけ加えないでほしいが。
あまり期待はしないで、ちょっと楽しみにしておこう。