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田舎のバカモン

いやー、物騒なタイトルですみません。もちろん私も田舎者だしバカなんだけど、それにしてもだよ…。

自民党の石破氏の特にファンってわけじゃないけど、そりゃスガ氏やアベ氏よりはよっぽどましと思ってたし、その二人がこれだけ手間ひまかけてぐちゃぐちゃにしてくれくさった政治や社会を、ちょっとでも元に戻して行くには、野党に頼むのは気の毒すぎて、もう石破氏でも誰でも自民党のもそっとまともな人がやってくれた方がいいかもしれないと思うこともあった。そういう意味では期待していた。

それが何だよ、ワイドショーで大騒ぎしてるから何かと思ったら、よりによってまあこの時期に、ところもあろうに福岡で、支持者か後援会かそういう人たちと、16人でひとり4万円のフク料理を食べたんだとか。

スガ政権が気息奄々で、私のようなものまでが期待しかけている人が、こんな時によくもまあ。謀略説が出るのももっともだ。
ワイドショーでは皆が「そんな人とは思わなかった」と言っているのに、私と似た気分で期待していた人も多かったんだろうなと、ちょっと笑ったけどさ。

なぜか石破氏にはあまり腹も立たないんだよな。怒髪天を衝くほど私が怒ってしまうのは、この状況で、スガ氏の会食があれだけたたかれたりしてる中で、情勢も空気も読まないのもいいかげんにしろではすまないぞと言いたいぐらい、とぼけた見当違いなもてなしを計画しくさった、地元の支援者だ。
どうせじじいばっかなんだろ。まあ、ばばあもいたかもしれんが。皆私より若いのかもしれんが。それにしても、いっちばん、しめ殺したいぐらいにムカつくのは、こいつらが心から「石破先生を励まそうと思って」「力づけてさしあげようと思って」金も手間もたんまりかけて、善意と好意のかたまりで、こんな、石破氏にとっては命取りのことをしくさった、そのどまぬけさと無神経さと、すっとこどっこいさとアホくささだよ。許せんわ。どこからどこまで。何から何まで。善意で人の生皮はいで、はしごはずして背骨折って、自分らのしでかしたことにボーゼンとするバカモンが、この世の中で一番きらい。

きっと石破氏は、この人たちに怒れもしないんだよ。支持者失っては困るから。傷ついて落ちこんで滅びられたら困るから。だからきっと、慰めて、力づけてやらなきゃならないんだよ。私の皮をはいで下さってありがとうございましたって。未来をたたっこわしてくれてありがとうございましたって。せめて、あなた方がこれ以上傷つかないようにして下さい、それは私も苦しめますからって。ふざけんな。ほんともう、許せない。

まあでもあれよね。そういう支持者しか持てなかったってことが、石破氏の不徳か有徳のいたすところなわけで、その意味じゃ結局それも身から出たさび、自業自得、自分がまいた種でしかないんだろうけどさ。とめるやつが、会食の16人の中にひとりもいなかったってこと自体がすでにもう、信じらんない。さすが福岡。さすがド田舎。新聞も読まんのか。あのアホくさいワイドショーすら見ないのか。毎日何して生きてるんだ。たしかに、こういう支持者ばっかりじゃ、政権とってもきっとまた、ろくなことにはならないな。やっぱり野党に期待しよ。

それでなくても、このコロナの蔓延下、皆、いろんな方向でだらけきってるよな。
近くに新しいレストランができて、感染対策もちゃんとしてたから、年末から何度か行った。そうしたら先日のお昼、私がランチを食べてたら、向こうの席の中年の男女が、おじさんとちょっとだけ若い女性だったけど、店が作ってるプラスチックの仕切りをわざわざはずしてのけてだよ、大接近して向かい合って、酒のんだり肉食ったり、しゃべったりしてた。コロナにかかって重症化しちまえと思ったけど、すでにもうかかってて、脳がコロナに冒されたゾンビカップルだったのかもしれん。店員も注意できないでいたし、それ以来、その店に行く気もしない私です。

昨日は隣町のイオンに久しぶりに行ったら、入り口にすえつけてある、手指の消毒、以前は絶対皆やってたのに、入るときには若い二人連れの女性がしれっとそのまま入って行き、出るときには、眼鏡の髪の長い普通の女性がやっぱり無視して通り過ぎてた。
こんだけ皆の気がゆるみきってたら、そりゃ福岡でも宗像でも感染者は三桁にも四桁にもなるわ。GOTOトラベル&イートの行き着く先がこれよ。それでまだ、オリンピックもしようとか言ってるんだから、もはや手のつけようがないのとちがうか。

もはやここまで来たら、ただのやつあたりも度が過ぎていると言われることは承知だけれど、昨日だっけテレビを見ていて小池都知事の会見で、まあこの人の話はスガ氏よりははるかに普通の水準でちゃんとしてはいるけどさ、あの作業服みたいなのが、変におしゃれな色合いなのはまあいいとして、それにしっくり合いすぎる、一見ペア仕様じゃないかと思われるほど似た色合いのスカーフしてたのにまで、わけもなくものすごく、ムカッとした。こんな時にそこまでファッションセンスに気を配るのって、逆に下品だよ、と感じちゃう。

写真はこの前、庭に勝手に栄えてるラベンダーの茂みに積もってた雪。

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カツジ猫