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時を追いかけて

このごろ、せっせと働いていると、思いがけず、時間のたつのが遅い。まだ昼前だったり、夜中前だったりして、何かに勝ったような気になる(笑)。

このところしばらく、突貫工事のような仕事ばかりしていたから、読みさしの本だの新聞だの、開封しないままの手紙だのを、締切が近づいたり人が来たりするたびに、とっさに、そのへんに重ねたり突っこんだりするのをくり返していた。それが次第にたまって来て、にっちもさっちもなくなっていたのを、ようやく少し片づけて、仕事にかかれる体制に戻した。でもまだ、今朝の新聞を読んでいない。

それでも前進はしていると思うしかない。袖口を虫に食われた上等のセーターを、今日クリーニングに持って行って、専門店に補修を頼んだ。見つからなかった冬の洋服をほぼ見つけて、当面着て行ける服を整理した。
白黒猫のマキが逃げ出した猫の出入り口を、鍵のかかる型に代えてもらおうと、業者の人に来てもらったら、何とまあ、ほこりをかぶって気がつかなかったが、鍵はちゃんとついていたのだった。
これがわかっていたら、マキが逃げ出すこともなかったのになあ。
交換工事には五万円ぐらいかかりそうと言われていたので、それをしないですんだのは、業者の人には申し訳なかったが、助かった。

自分の仕事と、九条の会の活動などを両立させるにはどうしたらいいかも考えている。
現政権と首相のやっていることをくいとめるのに、気の利いた特効薬があるわけはなく、地道な愚直な運動を続けるしかないことは、よくわかっている。
それでも、自分が限られた時間しかさけないのなら、その中で最も効果的に仕事をするのも、そのやり方を考えるのも、それはそれで義務だと思う。

庭では真紅のビロウドのようなカンナの花が咲き始めた。昔、叔父が苗をくれたものである。水仙もあちこちで伸び始めて、今日始めて二つ三つ、白い花が咲いた。昔、子どものころ私たちは、この花をちぎって、ままごとの皿にのせて、中央の黄色い部分と、その回りの白い花びらを、目玉焼きのつもりにしていたものだ。

写真は、まだ帰って来ない猫のマキが、巣で寝ていて、お尻のあたりだけが見えているもの。やっぱり、いないと淋しいですね。

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カツジ猫