暑いよう

まったくこの暑さと来たら、つくづく話にならない。花屋さんに新しい花を買いに行きたいのだが、もう家を出るのが恐ろしいほどの熱波で動けない。食料だけは何とかあるので、ひたすら籠城生活だ。昨日の夜明けにちょっとだけ奥庭の草取りをした。それだけでもかなりすっきりとはしたが、他の区域はまだ荒れ果てている。くやしい。

でもその中で、もう十年ぐらい前に適当に買った寄せ植えの鉢で、なぜかひとつだけ、ずっと残っていた草が、ほんとにいきなり小さな花をつけたのには驚いた。植え替えとかしてやりたいのだが、どうしたらいいのかわからないで、おっかなびっくり見守っている。

オリンピックはあいかわらず、ろくに見ていないのだが、フェンシングとかスケボーとかアーチェリーとか、あまり見る機会のない競技は珍しいからつい横目でながめている。外国選手もそこそこ映るし、思ったほどには熱狂的なアナウンスでないから、あれ？と思って喜んでいたら、昨日Yahooの記事で、五輪報道のアナウンサーの妙に興奮した語り口が騒々しくて、見るのをやめてるとか消音にしてるとかいうコメントが圧倒的に多くて、えっと驚いた。

メダルの数ばかりを気にするのが不愉快とか、日本の応援を煽るのとかがうざい、事実を淡々と報道してほしい、対戦国へのリスペクトも見せてほしい、相手国を応援してる人もいるだろうに一方的に日本びいきをするのは不愉快、アナウンサーがとにかくうるさい、などなどなど、まるで私と同じ意見ばかりで、逆に、ちと引いた。私は自分が多数派になると何だか落ち着かなくなるのだ（笑）。それでも、ここまで、あの国威発揚的報道に不快感を感じている人が増えているのは、世の中は進歩もしているのかもしれないとどこかでちょっと息をついた。こんなところからでも、報道の姿勢が変化して行くのなら、それはなかなかけっこうなことだ。少なくとも私は助かる。