暑いよねー。
◇ゆきうさぎさんとこの書庫でふいっと読んだ「椿山課長の7日間」が面白かったので、DVDを借りてきた。原作のスケールをちんまり縮めて、苦いところを削って、ほのぼのいい話にしてあって、なかなかいい映画化だった。まあでも、伊藤美咲だっけ、中年オヤジが若い女性に変身したって設定、案外がんばってはいたけれど、これがものすごい女優、たとえばメリル・ストリープとかだったら、オヤジの声をナレーションにかぶせなくても、女の姿と声のまま、もうどう見ても中年男性の生まれ変わり、ってことがわかるように演じてしまう、すっごくおいしい役なんだろうなあ、と、あらぬ妄想をした。
でも、原作の小説のエッセンスは全部きちんと生かしているし、映画を見たあとで考えると、原作の小説の映画で削られたり簡単にされた部分は、たしかに全部いらんよなあ、としみじみ実感できるのは何だか相当すごいと思う(笑)。
◇オリンピックをちらちら見てます。私は昔から日本が負けて外国選手が勝つとうれしい子どもだったから、日本選手の報道ばっかりする放送になってから、あんまり見なくなりました。
柔道の「金」がとれなくってもいいじゃないかよね。それだけ世界に普及したってことだから、めでたいとしか私には思えないんだけど。
女子サッカーの「予選通過2位めざし」は、きっとこれから議論を呼ぶのだろうけど、私は何より、「勝たないようにしよう、全力を出さないようにしよう、でも負けちゃだめ」ということをめざして、その通りにやれてしまう技術と精神力のすごさに、お手上げで感服するなー。皮肉じゃなくマジで。まあ、相手がそんなに強いとこじゃなかったから、やれた話ではあるにしても。
プロ野球の試合とかでよく「明日につながるから、こういう負け方はいけない」とか言ってるのが、すごく、ひよわに見えてしまう。あ、絶対こんな感想まちがってるんだけど(笑)。
◇キャラママさん。
あはは。脱力するなあ。「メールで結果を教えてくれ」って。
でも何か彼女たちの気持ちもわかるんだよね。きっと、「特例」「特典」があったとき、自分が(自分の都合で)それを受けられないのは、不公平だ!と思う人なんだよ。「特例」「特典」があるからには、それはすべての人に与えられるべきで、そうなるように工夫するのが主催者の義務だって思うんじゃない? 特売日の三日間に自分が来れなかったら、一日延長してもらうのが当然と思っちゃう、みたいな?