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暴挙

雨の中雑草の中(笑)、彼岸花がけなげに咲いている。

あ、タイトルの暴挙ってのは国葬のことじゃない。あれは暴挙というより愚挙だ。
それにしても東京新聞や毎日新聞が出席しないというのは、あたりまえだが立派だなあ。

暴挙というのはそんなことじゃなくて、私がスーパーで衝動買いした焼き栗の袋を二つ分もぺろりんと食べてしまったことだ。
体調が悪い食欲がないとかぼやいていても、こんなことでは誰にも本気にされまいよ。

別にものすごくおいしいのでもなく、普通においしい焼き栗というだけのことだったのだが、こんなことになっちゃったのには理由がある。

私の家の庭は面積としちゃけっこう広いのだが、すごく変形で家の回りにあちこちくっついている。それも好きなのだが、とにかく奥庭と私が呼んでる家の後方の庭は以前は背後に崖があって、亡き叔母がいつも崩れて私が埋まると心配していた。

少し前にそこに宅地が造成されて、立派な擁壁が立ち、叔母もあの世でさぞかし安堵していることだろうが、その崖の上にあった大きな柿と栗の木はどっちも切られてしまった。
柿の木は美しかったし、栗の木は大きな枝が奥庭の上を半分ほどおおっていて、季節になると雨のようにいがつきの栗の実を落とした。うっかり放っておくと土にまざっていががいつまでも分解せず、ひどいことになってしまうから、せっせと拾って食べていた。一人では食べきれなくて、ご近所の方にもわけてあげたりしていた。

栗の木が切られてから、あれだけたくさんの栗を毎年ほしいままにむさぼっていたのを、金を払って買うのが何となくなじめず、結局この数年栗をたべてなかった。

その禁断症状が爆発したのだと思うしかない。はああ。でも健康のために今後はつつしもう。

柿の方も、田舎の家の庭になっていたのを山ほど取って来て食べていたので、コロナで帰れなくなってから、やっぱり買って食べてない。

さて、奥庭のはしっこの草むらを片づけたら、崖があった擁壁の方とははすかいにあたる柵の向こうが、これまた巨大な藪になってるのがわかった。
この柵の向こうは誰も使わないけど、一応市道である。以前にノラ猫が跋扈していたころは、私もそこの草刈りをしてざっときれいにしていたのだが、猫たちもいなくなったから今は放置して、踏み込みようもなく荒れている。柵の間からいろんな木の枝や葉が私の庭にはみ出ていて、いずれは刈らなくてはと思っていた。

ところが最近気がついたら、この市道とは名ばかりの荒れ地からはみ出てくる木々や草は妙に面白くて風情というか雰囲気があるのだ。
気がつかなかったけど、ここにも栗の木がある。うちに実が落ちるほど近くはないが。そして柿の木の枝が伸びていて、実もかなりついている。思わずこの間からいくつもちぎって食べてしまった。昨日は熟れすぎて枯れ草の上に落ちていたのを拾って食べてしまった。

あと、何だかヤツデみたいな葉っぱとか、とにかく変な雰囲気のものが、変な雰囲気で突き出して来ている。ながめていると妙な空間で面白い。賭けてもいいが、子どものころだったら、いつも入りびたって夢を見る、絶対好きな一角になってた。妙に物語を感じさせる異空間っぽいのだよな。ドラマティックで奇妙で無気味で。

つい、刈り込むのをやめて静観している。魔女や妖精や幽霊が出てくるとしたら、きっとここの一角だろうと思う。

夕顔と同じ、写真でこの妖しげな雰囲気がどのくらい伝わるかな。ちょっと心もとないが。

今日は涼しいようだし、かねての計画どおりまっ赤なジャケットとベレーを身に着けて、隣町まで猫の好きなおさしみでも買いに行って、そのへんを練り歩いて来るとしよう。あと金のアクセサリーでもつけまくって行くかな。

岸田首相がどう思っていようと、国葬に関する問題はこれで終わりなんてことあり得ない。今日は新しい状況へむかっての出発の日だ。老衰やら体調不振やらの中で私に何がどれだけできるのかも、せいぜい慎重に検討して答えを出さなければならない。

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カツジ猫