本当かなあ。
◇今日は暑くなるらしい。昨日はあんなに寒かったのになあ。
古い家の書斎は、朝にはいっぱいに窓から陽が射し込んで、あれ昨夜電灯を消し忘れたかなと一瞬思ってしまうほどだ。もうちょっと資料や本が片づくと、もっと居心地よくなるんだろうけど。
◇昨日の新聞では、集団的自衛権の閣議決定は今期の国会では難しいかもしれないとのことだった。だったらどんなにいいかと思うが、本当かなあ。
会ったことはないが、創価学会で公明党の編集者の方と賀状のやりとりなどをしていた。もう10年も前か、私が憲法を変えようとする動きに怒って、反対しているのは共産党と社民党だけじゃないかとサイトに書いたら、その方からひかえめに「公明党も九条は変えない方がいいと主張している」と書いたハガキをいただいた。その数年後にまた賀状かメールかに「ときどき組織の中で孤独を感じる」とちらっと一言書いておられた。
今どうしておられるのだろう。私はいろんな法案やその他の政治の局面で、公明党の果たした役割には、ろくな印象がないのだけれど、でも、その方のような人たちが、時に孤独を感じながら、平和を守ろうとして下さっているのが、今回公明党が首相の狂気の沙汰としか言いようのないやり方に、あれだけ抵抗してくれたことと、どこかでつながっているのかとも思う。どんな組織でも、どんな立場でも、何でもいい、戦争はいやで平和を守ろうと思うなら、人を殺したり殺されたりしたくないと思うなら、とりあえず、今の政府と首相を立ち止まらせてほしい。一言でも周囲に対して、「おかしいと思う」「危ないと思う」と言ってみてほしい。
毎日新聞のコラムでは、与良さんという記者が、自民党が変質して好戦的になっていることに、強い不安を示されていた。首相に反論も批判もできない体質は、小選挙区制の弊害でもあると書かれていて、かつて自分も小選挙区制に賛成したことを反省されていた。
こうやって、きちんと反省して下さるのはまだ立派だが、あの当時は久米宏の報道ステーションから何から、小選挙区制さえできれば日本の政治はよくなるという大合唱で、私はほとほとうんざりしていた。どう見ても小選挙区制に悪いとこがあるかもしれないなんていう知識は誰も耳に入れてさえいないようで、私のような不勉強かつふまじめな学生でさえ小選挙区制の弊害はよく聞かされていたのに、この人たちはそんな基礎的な知識も知ろうとせずにしゃべりまくっているのかと、毎日ほんとにあきれていた。だから言わんこっちゃないというせりふは趣味がいいとは言えないが、ついそのせりふがのどまで出てくる。
でも、川内原発の再稼働もこの夏は難しそうだとかいう記事もあって、それもほっとするが、もう毎日、目に見えない巨大な相手と綱引きか腕相撲をしているようで、疲労感がはんぱない。私のような無職のばーさんが何をしようと言おうと考えようと、どれだけの力になるんだろうと笑いつつ、それでも私は自分が考え、迷いつづけることでしか自分の老後も世界の未来も守れないのだと実感している。
私がこれをやめるときは、本当に他者に対するいっさいの関心や愛を捨てるときだろう。そうなったらきっと(と、ちょっとうっとり想像するが)自分も含めて、世界や人間がどんなに苦しんでひどいことになっても、私は誰にも絶対に同情はしないし悲しまない。若者にも老人にも親友にも動物にも家族にも。そうなったらそうなったで、それはきっと、かなり愉快な毎日だろう。
まあ、ネルソン・マンデラさんとかマザー・テレサさんとかは、こんなことはきっと考えないんだろうけどなあ。
◇海外ドラマの「キャッスル」のDVDの続きをゲットしたので、しばらくは夜見るものにこと欠かない。昨日見た会にはトラが出てきた。なかなか笑えて楽しかった。しかしあれか、アメリカじゃ州によっちゃトラの養殖?が可能なのか。知らんかったよー。