柿がぽたぽた
今日の目標は、年賀状を書いてしまうことと、玄関脇のトネリコの木を刈り込んでクリスマスツリーに仕立てることだったんだけど、ついついだらだら怠けてしまって、後者は手つかずのままだった。まあ、明日の朝にやっちまえるだろう。業者の方が、かなり短くしてくれてるし。
柿の木も高い部分は枝を落としてくれたので、残っている実を収穫した。てっぺん近くになってたのは、草の中に落っこちていたので、それも拾った。あとは、手を伸ばせば何とか届く高さで、それでもどうしてもとれないいくつかは、枝をゆすったら全部ぽたぽた落ちて来た(笑)。
まだ熟柿にはなってなくて食べ頃だったが、皆、実は小さく、さっき全部皮だけむいて、とりあえずタッパーに入れて冷蔵庫で冷やした。去年は渋柿だったが、今年は甘くなっている。ただ、ごく淡白な甘さで、舌にあくみたいなのが残るのが、まだどこやら渋柿っぽい。
それでも今年はかなり実をつけてくれた。刈り込んだけど、来年はちゃんと実ってくれるかしら。もっと甘くなってくれるかしら。ちょっとどきどき。
田舎の家にあった柿の木の実を食べたあとの種を埋めておいたら、それこそ八年目ぐらいでここまで育ってくれたのだが、元の木はどうなっているだろうなあ。大きな実が鈴なりになっていたのだが、家を買って下さった人は柿が好きではないらしく、いつも私がいただいていたので、今ごろはどうなっていることやら。母が生きていたころは、毎年私に肥料を買わせて根もとに埋めてやっていたのだが、もうそんなこともしてもらってないだろう。せめて私は、あとつぎのわが家の柿に、肥料をやっておこうかな。
大河ドラマの「べらぼう」は、もうあと一回ぐらいで終わるのかな。今日の最後はとんでもない展開で、そこまでやるかと笑うしかなかった。何だかローレンス・ブロックのミステリ「死者の長い列」のラストを思い出したりなんかしちゃって。
前回、写楽の正体の描き方が気になっていたのだが、要するに写楽なんて、どうでもよかったんだな、このドラマ。それもどうかとは思うし、最後のこれで専門分野の研究者は勘弁してみたいなオチの付け方も、あんまり感心はしなかったけど、ここまでぶっとんだ夢物語にするんなら、まあご自由にと思うしかない。
今朝のテレビの日曜討論を横目で見てたら、少数与党になったせいか、自民党と政府がものすごく低姿勢でぺこぺこしていた。そして、あれだけ非常識なことをしたり言ったりしまくってた参政党が、誰にも好かれるような、人の気に入りそうなことばかり言っていて、これだけ見てたら、まともな党だと思う人も多いんだろうなと感じた。こういうところのテクニックは、維新と本当にそっくりだとも思う。
とにかくれいわと共産党以外は(社民党は出てなかった)、どの党も、嫌われるようなことは絶対言わず、おかげでどこも区別がつかない。戦争反対、原発反対、防衛費増反対、政治資金廃止、などなど(私の場合はね)、いくつか基準をしっかり決めてチェックしておかないと、選びようがない。それでも消費税減税は、ほとんど全部の党が口にしていて、逆に、ああ今はこう言っとかないと票がとれないんだなとわかった。ろくな状況ではないが、やはり世論や民意は政治を動かすのだということは、たしかにつかめた。
写真は、業者の方が剪定してくださったキナモチの木。弱らせないよう、ずいぶん気を使って枝を落として下さったようだが、すっかり裸にさせられて、何だか恥ずかしがっているようで、かわいそう。元気に冬を越してくれよ。

