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核兵器禁止条約が話題に

ノーベル平和賞のニュースを見てると、「何で日本政府は核兵器禁止条約に、オブザーバーだけでも参加しないんだ?」という声が、コメンテーターやキャスターの中でも普通になって来ているようで。
 そりゃそうでしょうね。理屈から言っても世界の趨勢から言っても。

受賞した被団協の方々も、本当につつましく「せめてオブザーバー参加を」と言っておられるのが、頭が下がるというか、横綱相撲?というか。

あらためて言いますと、核兵器不拡散条約という核保有国主体のさっぱり効力ないものから、もっと厳しくまっとうな核兵器禁止条約というのに、世界各国がどんどん参加し始めていて、強国や大国の中にもオブザーバー参加してる国があるというのに、唯一の被爆国である日本は「不拡散条約の方に入ってるからいい」「核保有国とそうでない国の仲介をするには、今の立場の方がいい」って、くり返してる。

ほんとに仲介したいと思うなら、核禁条約の方にも入って、意見を述べたらいいんじゃないかとニュースで言ってた人もいて、まったくそれもその通り。

結局はアメリカのごきげんを損なうのがいやなんでしょうが、被害者が加害者に気を使っていてどうするの。誰が聞いてもおかしいだろう。

ところで、ここ宗像市でも「むなかた九条の会」などが市議会に「核禁条約に参加しよう」という決議を市議会で上げようと何年かおきに、もう数回提案してるんですけど、政府と同じ理屈でか、まだ認められていないのです。今回の受賞で注目されていることではあるし、また提案してもいいかもしれないなあと思ったりしています。それこそ金もかからないし、こんなあたりまえの正論、認める町でありたいよ。

衆院選、自民党は過半数割れじゃないかという読みも出て来てるようですが、予断も油断もできませんよね。先日のニュースで、投票に行く気になれないという若い人の一人が「五十代以上の人の投票率が高くて、そういう人たちの意見が反映されてしまうから、自分たちの意見が反映されないから行く気になれない」と、なんかものすごくわけのわからないことを言っていて、いろいろもう思わず笑いました。笑ってる場合じゃないけど。

この支離滅裂な発言を生み出す気持ちって何なのでしょう。認めてもらうことしかしたくない? 自分以外の人が勝つ戦いには参加したくない? 黙っていたらその内誰かが気にしてくれて、「どうしたの? 何がほしいの?」と聞いてくれるんじゃないかと思ってる? 自分ができないことは他人にもしてほしくない? あと何だろう。不毛かもしれないが、知りたくなってしまう。

別のバラエティーでは選挙についての討論を芸能人やタレントがやっていて、これまたとんでもない古い情報やまちがった事実のオンパレードで、ふだんは芸能人やアスリートが政治的発言しようものなら総攻撃するくせに、何でこういうときは専門家の一人も呼ばないでめっちゃくちゃなこと言わせてるんだと、つくづくうんざりしていたら、後でネットで見たところじゃ、出席して変なことばかり言いまくってたタレントの方は、かの萩生田議員の親友だってさ。いろいろあきれて、ものが言えない。

少しずつ仕事をこなしては行ってるんだけど、何だか毎日、綿くずのようにふにゃふにゃ疲れてしまって、どうも体調がぱっとしない。せっかくいい季節になりかけてるのになあ。動いているのは脳だけって感じ(笑)。やることは次々思いつくのに身体や手足が動かない。

しゃあないからベッドにひっくり返って『あなたが殺したのは誰?』ってミステリを読み上げた。え、これコミックにもなってるんだね。まるでギリシャ悲劇か歌舞伎か浄瑠璃みたいな錯綜して重厚な人間模様が面白く、田舎と大都会そのものが、登場人物のようだった。
 それにしても「リンリン村」って、リゾート地としてもう絶対に成功するわけないやんってネーミングだよねえ(笑)。そこははまりすぎて、逆にやりすぎじゃないかって思ったぐらい(笑)。

この写真は私が「身体に力が入らない」とぼやいていたら、はげましにいただいた、多分高くて上等の、すごくかぐわしいバラ一輪。パソコンの前において、ときどき香りを味わっています。あと、少し前にいただいた、あんず酒が、きっとジュースみたいなんだろと思っていたら、ばっちりもうお酒で、これも毎晩ちびちび楽しんでます。最近もう、ひと様からのいただきもので生きながらえてる気がしないでもない(笑)。

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カツジ猫