梅が咲いて

※実家の庭では梅が白く咲き始めて居ます。川では鴨の群が泳いで居ます。何時の間にか随分と数が増えて、買物から帰って来た私の車が近付いても土手の上で一杯に散らばって草の中を歩き回り、餌でも探して居る様子で、ぎりぎりまで近付いてやっと舞上がって川に下りて行きました。

※少し前から実家に住んで頂いている若い男性が可愛がって居た雌猫が家出をしてしまいました。一緒に車や徒歩で探しましたが、まだ見つかって居ません。彼は嘆きながらも立派なチラシを作って、印刷して戸別訪問して配って居ます。
元気で人懐こい賢い猫でしたから、行倒れたりする事は余り考えられません。何処かの御宅にちゃっかり上り込んで飼われて居るのではないかと思います。何とか戻って来てくれると良いのですが。

※山の上の御墓に御参りしたら周囲の森の何処かで鶯が若々しい声で鳴いて居ました。思わず「春は名のみの風の寒さや」と口ずさみながら墓の掃除をしましたが「谷の鶯歌は思えど時に有らずと声も立てず」とまで歌ったら鶯が黙り込んでしまい、歌わなければ良かったと反省しました。

※キャラママさん

都知事選は何やら曖昧な結果ですね。あれで原発の再稼働が認められたとは到底言い難いでしょうが、かと言って田母神候補にも一定の票が入って居ますからね。ヒトラーを公然と礼賛するような候補にどういう人が入れたのかと思って新聞を読むと「反自民だから入れた」と言って居る人もいて、ますます分析不可能な気がして来ます。
こういう分りにくい選挙を続けて、ずるずる権力に任せて争点にもしなかった事を好きな様に変えて行く首相の手法は本当に気持ちが悪いです。

又、他人の生活に異常な興味を示す人は何処にでも居る物です。以前どなたかに聞いた事ですが、ヘルパーの資格はある程度の講習で取れる為、非常に優れた方が居る反面、介護先の家庭に異常な関心や興味を抱く困った方も時に居るそうです。確かに他人の暮しを覗きたい方には天国の様な仕事なのでしょう。介護される側にとっては、これ程やりきれない事は有りません。
母が自宅で介護サービスを受けて居た時は幸いそこまでひどい方は居られませんでしたが、其れでも私には色んな事がトラウマで、キャラママさんやじゅうばこさんと話した事もありますが、「博士が愛した数式」と言う小説も映画も身震いする程嫌いです。作者の方は好きだし他の作品はそうでもないのですが、あの作品だけは駄目です。読んで居るだけで虫酸が走ります。