母と三浦洸一さん
クリスマスは母の命日で、供養のために好きだった三浦洸一のCDをかけっぱなしにしていました。それでつい、まだ片づけてないのですけど、ちょっと聞き直したくなったりしてます。変なの、私って(笑)。
何しろ母が毎日歌いまくってましたから、「踊り子」「東京の人」「落葉しぐれ」などの大ヒット曲はもちろん、その次ぐらいによく知られていた「釧路の駅でさようなら」「ああダムの町」なども、恐ろしいことに三番まで私は歌えるんですが、こうしてCDを聞いていると、もう全盛期がすぎてそれほど有名でなかった歌の中に、妙に気に入ってしまうのがあって、この二つなんかもつい何べんも聞きたくなる。
このCDには入ってないんですけど、「権さの馬車っこ」という歌も好き。私、ゲテモノ食いなのかなあ。三浦さんの歌はもちろんどれも、きっちり正統派なんですけどね。
冤罪で拘留中に亡くなった会社の方の話とか、聞いていると本当につらい。柏崎原発の再稼働の話やら、沖縄の辺野古基地の代執行の話やらも、いちいち胸がえぐられそうになる。私と意見がちがうのはかまわない。意見がちがうことを知ろうとも見ようともしないまま、強引に、もはや数ですらない、すかすかの空っぽの権力の力で押して来ることが許せない。
国民がこんな政治を生んだとか従順すぎるとかバカだとか言うけど、私はそうとも思えないのだよね。法律も常識も良識もマナーもエチケットもすべて無視して強行する、こんなやり方を誰が予想も対応もできるよ。電車の中で痴漢されたり、公の場でいきなり通りすがりに殴られたり、あおり運転で突っ込まれたりするのと同様じゃないか。アベ政治から岸田政権のしていることは。普通の人間なら、とっさに逆襲できないよ。無気力になるしか、することないじゃん。あげくの果てにはひきこもって自殺するしか。
そんな人を一人でも作りたくない。投票に行かない人もふくめて、当面私は、「あなたはちっとも悪くない」と言いたい。責任も感じないでいいと言いたい。ただ、だからこそ、あきらめないで、怒って、戦えと言いたい。優しくて、大人しい人は、皆、まともで強いのだ。みっともないからいやだろうけど、そこを何とかと言いたい。あー、こんなこと書いてるひまに、さっさとしめ縄飾らないと!
お正月用にはちょっと早いから買い直すか買い足すかしようと思いながら、かわいいからつい買っといた葉牡丹の切り花が、寒かったせいか、エアコンを入れない仏間に置いてたせいか、まだしゃんとしてもちそうなのよー。うーん、どうしたらいいもんかしら。