母の「活水」時代
母のか叔母のかわからない大昔のアルバムがあって、どうやら長崎に今もある活水女子大学の学生生活らしい。同窓会に寄付しようかとか思っていたのだが、つらつら見ると、これは母ので、当時のキャンパスや女子学生や、英語劇の様子などもあって、すごく面白く、手放すのがもったいなくなった。でも、一人ぐらしの私が死守していても、ぼけたり死んだりしたあとじゃ、きっとあっさり処分されそうだし。
家族の多い親戚に送ってしまおうかな。誰かが引き継ぐ可能性があるかもしれない。でもかえって迷惑かしら。
母の思い出として大切とかよりも、写真がどれもこれも、なかなかいいんですよ。ノートルダムの大聖堂じゃないけど、今も同窓会からのハガキによく出ている、きれいな塔なんかが、そのまま映っているし。
おっかなびっくり、こわごわアルバムから何枚か外して、スキャンしてアップしてみました。もちろん、写真はすぐまたアルバムに戻しましたよ。紙も厚いし、すごく立派な写真です。昭和12年と裏にメモがあるのですけど、それって、かれこれ八十年も前だろ。モノクロですけど、とてもそんな古くは見えません。