母の見解
母を仕事場に近い老人ホームに入れてから一箇月が過ぎました。御陰様で元気に過ごして居る様です。御会いする他の入居者の方の事も話して呉れます。
「もう一箇月に成るね」と申しましたら、「あら、此の前、食事の時『何時からいらっしゃるのですか』と聞かれて『二年程前から』と言ったよ」と笑って居ました。自分でも「時間や日時が分らない」と言って居るそうで、其れでも慌てても居ないのが立派です。
実際母は確実に色んな事が分らなく成って来て居るのに妙な事に性格は変わらず、一向に変わったと言う感じがしません。私とも普通に話して居ます。通じない事も沢山有りますが別に不都合は無いのが不思議です。
先日は野田首相の事を「若い頃とは顔が変わったが、あの人は松下政経塾出身でしっかりして居るから大丈夫だろう」と話して居ました。其の少し前は「紳助が辞めさせられたのは、東条英機の娘達の陰謀だ」と言って居ましたから、こういう類の話が何処まで信用出来るかは心許無いのですが。
実家の方のリフォームは無事に終り、代金も随分安くして頂けた様で一安心です。此れから又、後片付けに励まなくては。