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毒抜きサラダ。

◇キャラママさん。
笑ってる場合じゃないっすよ、朝日新聞。
まーだいたい新聞に限ったこっちゃなく、そもそも沖ノ島の宗像市もそうなんだけど、けんかになるようなこと、議論になるようなことは徹底してスルーする、回避する、なかったことにする、見て見ぬふりをする、黙殺無視してたらいつの間にか消えてしまうだろうと期待してるとしか思えんが、もちろん消えるわけはなく、こういう人たちは人を殺しても死体の始末はしないで、そのへんのバスタブに入れて共存するんだろうかとか、しかし男女を問わず家事をしたことある人なら、汚れ物とかごみとかは、いくら無視してても消えるわきゃないって知ってるはずだろうにとか、もうくっだらない連想ばっかが四方八方飛び散っちゃうわけだけど。

ほんとにどういうか、「もめる」ことがキライなのね、だったらばさ、もめないように事前によく考えて、するべきことをちゃんとしとくかというと、これまた全然そうではないし。
何もしないでサボっておいて、問題はそのまま放置しておいて、ただ避けて通るから、巨大な障害物ばっかりが、やたらと増えつづける。

◇最近、「虹の岬の喫茶店」て小説が映画になるって記事を読んで、とっさに、げっ、よりによって何であんなものをと思ったんですが、これ、なんかカルイものでも読もか、とたまたま買った文庫本の中の一冊で、もーやめてくれいと言いたいぐらい、ほのぼのほどよい短編集で、読み終わったとき、あまりの薄味の甘ったるさに体調悪くなるくらいの不快感で、でもそういえば最近こんな小説やたらと多いんだよなー。

どっかの喫茶店でおいてあったのを読んだ「神様のカルテ」もそうで、このちょっと問題あるけど、結局いい人たちがぞーろぞろぞーろぞろぞーろぞろ出てくるのが、妖怪大行進みたいに気持ちが悪くて、まー、これに限らんけど、こーゆー話に出てくる女が、どいつもこいつも見た目はそこそこいい感じで、しかも能力抜群だったり強かったりするのまで、あー、そーかい、最近のフェニズム的風潮に合わせときましたっていうとこうなるんかい、しかしほとんどこの有能しっかり者強い女のワンパターンは、ふた昔み昔前の良妻賢母のワンパターンと何ら変わりはないじゃないかと、いかにバカな私でも気がついちゃってるんだけどね最近は。

「ハリー・ポッター」のハーマイオニーあたりから、できて強い子を女にするって傾向は出てきたけど、ハーマイオニーはちゃんと過激なとこや変なとこやビョーキなとこや毒の部分もあるんだよ。最近の日本の小説の薄っぺらい、できる女の子とやらのバービー人形みたいな気味悪さはないぞ。

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カツジ猫