水仙とタンポポ。
◇庭の水仙が咲きだした。しかしガーデニング命の友人が、「あんなに恐ろしいものはない。抜いても抜いても前より大きいのが生えて来る」と目の敵にしていたタンポポも、あちこちに生えてきている。友人のことばを聞いたせいか、妙にふてぶてしく無気味に見える。かわいい花と思っていたのになあ。とりあえず何本かひっこぬいて捨てた。
ちなみに、前にも書いたがその友人は、根性でタンポポを根っこまで掘り起こして退治したら、翌日だったか自分で忘れていたその掘った穴に足をつっこんで捻挫して、後々まで治らず苦労していた。その話もあるので、恐るべしタンポポという印象がますます強くなっている。
◇10月の東京のワークショップもそうだったが、学問の場に行くと刺激を受けて勉強したくなるのはいいが、仕事が増えて収拾がつかなくなる。
この前の学会のラウンドテーブルで酔っぱらったみたいにまくしたてたおしゃべりを、忘れない内にきちんとこのブログにアップしとこうと思っているのだが、その時間もなかなかない。気づいたら、ワークショップの発表の原稿さえ、まだアップしてない。ゆうべは「ぬれぎぬ」テキストの校正で夜中すぎたし、寝坊して、さっきやっと洗濯をしてほした。外はこのごろ毎日こうだが、晴れるか降るか曇るかの微妙な天気。カツジ猫はむすっとした顔で、庭に出てあたりを見はっている。
◇私はフィギュアスケートにそんなに興味はないし、毎日新聞は昨日の夕刊で自民党の白紙領収書の件を「これでいいのか?」と大きくとりあげたりして、いい新聞だと思っているのだけど、今朝のスポーツ面で浅田真央が9位になって苦しんでるという記事だけで、たしか3位に入った若い選手については写真もないし、全然ふれてないというのは、いったいどういう感覚なのか、さすがに理解に苦しむなあ。オリンピックでテレビが日本選手ばかり映して、こっちが知りたい世界の有名選手や珍しい競技などはちっとも紹介しないのと同じ、ついでに言うなら11月3日に聞いたアフリカの話(あっ、これもアップしてない)で、アフリカ東海岸の国々に、インドの人がけっこう進出してきていて、インド洋文化圏みたいなのができてるなんて聞いて、新聞も日本政府もアメリカとの関係ばっかり気にしてるけど、アジアやアフリカ諸国との関係をちっとも考えてなさそうだと痛感したのとも同じ。勝手に好みで編集するにしても、最低限のことは伝えんかいと、つくづく思う。