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泣けてくる

「江戸紀行備忘録」を更新しているのですが、自分の恩師だった大先生のちっともてらわない、重苦しくない、瀟洒で高潔な立派さに、自分のいじましさや弱さをあらためて痛感させられて、なんかもう、泣けて来そうです。比べること自体、失礼なんですけどね。
まあしかたがない。開き直って、できるだけのことはして、がんばろう。そして、こんな立派な人と他にも数人、生身で近くで触れ合って生きて来られたという、自分の人生に感謝しよう。

少し前にスコッチエッグもどきを作ってから、何だかハンバーグもどきを作るのにはまってしまい、二日おきぐらいに作っています。ものすごくおいしくないのですが、それでも数日ほっとくと、何となく味がしみて、それらしくなるからついつい食べあげてしまいます。
猫にわけてやっていたお刺身についていた酢醤油のパックもものすごく余ってしまったので、最近では、これを処理するべく、毎日せっせと酢豚もどきをこさえています。これもまあ適当なので、まあ酢豚と言えばそうかなみたいな出来ですが、一応食べられるので、酢醤油パックがなくなるまでは続けようかと思っています。今度はパイナップルでも入れてみてやるか。クルミもいいかもね。余ってたし。

柿谷美雨の「女たちの避難所」を私は「全国民が読むべきだ」とここでも書いたのですが、昨日また一気読みした「定年オヤジ改造計画」は少なくとも全閣僚が読むべきだ(笑)。毎回安心して読める、ある意味予定調和な部分はあるけど、それでも思わぬ展開と流れは、結論がほぼわかっているのに、なおかつ退屈させない。
それはそれでいいのだが、こんなにも確信していいのかと思うぐらい確信できるから恐いのは、主人公の定年退職した男性の、周囲の女性からことごとく否定される古色蒼然の男女像、家庭像、母親像などが、すさまじいほど時代遅れのようでいて、しかし絶対、もう絶対アベ内閣やスガ内閣や、もちろん日本会議の皆さんや、恐いのはひょっとしたら野党支持者やリベラル層の人々の中にも、こういう発想はごく普通に存在し、少子化対策だの女性活用だのといった諸政策も、絶対にこのような発想が基礎となって作られ、進められているにちがいないことだ。
いつもだが、柿谷さんの本はわかりやすくて読みやすい。三時間もあれば読めてしまう。国会の会議中にどうせスマホや漫画見るなら、この本を読んでいてほしいと思うぐらい、あっという間に読める。何でももう女性に関する政策を作る人は、これを必読文献にしてほしい。

昨日美容院で美容師さんから「オリンピックやるみたいですね」と聞いて驚いて椅子から転げ落ちるところだった。いろいろと、正気かよ。

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カツジ猫