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泳がせておきましょう

朝からニュースは東北の水害の同じ映像をくり返し流している。政府が改憲の緊急事態条項のと危険きわまりないことに災害対策そっちのけで奔走しているのに、そんな報道はちっともしないで、オリンピックづけの次はこれかと思うと、本当に大本営発表の御用放送になったのかと実感されてならない。

それにしても、当地はあいかわらず一滴の雨も降らない。それで大雨の濁流の浸水のというニュース映像を見ていると、機能不全を起こしている政府のことがあるだけに、まったく理不尽な空模様にうんざりする。

大昔、「電撃フリントGO!GO!作戦」という、しょーもないハリウッド映画があった。「大脱走」のジェームス・コバーン(「荒野の七人」でナイフ投げやってた人)が主演で、敵の組織は明らかに中国かどっか社会主義国風の趣だった。おちゃらけた中にも真剣なナチスへの怒りと正義や自由への礼賛があった「大脱走」で彼を知った身としては、複雑な心境だった。今検索すると、それなりの異色な古典として「変な大作」扱いされてるようだ。

それはまあ、どうでもいいが、その世界征服をめざす悪の組織の計画の要が「世界の気候を左右する」というもので、なるほど今の状況を考えても、それはものすごい武器になるにちがいない。そして五十年も前の映画で描かれていた、こんな戦略がいまだにびた一歩開発されても進んでもいないことにも、悪い意味で感心する。

世界各国はこれだけ原水爆やミサイルをはじめとした地球破壊と人類殺傷に特化した研究を発展させてきたぐらいなら、その分の予算と人手と頭脳とを気候対策に注いだ方が、ずっと生産的だったろうに。そうしたら、農業や株価の問題だって、ずいぶんちがった様相を見せてきていただろうに。惜しい。世界規模のエアコンみたいなのぐらい開発できなくてどうするんだ、人類は。

体調はかなり改善して、何とかまともに歩けるようにはなったけど、まだ万全ではなさそうで、しばらくメールやお手紙の返事は休ませて下さい。お盆休みの間に仕上げたい、どうでもいいけど大きな仕事があったのだけど、計画変更した方がよさそう。まあ、いろいろとハプニングや盛り沢山なこともあって、長くなるから明日に回そう。タイトルの意味も、明日に回します。お休みなさい…って、もう朝かよ。

お盆の花も、それらしいのを買ってきて、目を楽しませてもらってるのですが。

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カツジ猫