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海外ドラマ「ジェリコ」のこととか。

◇「グッド・ワイフ」を見てしまったので、「ジェリコ」という海外ドラマのDVDに手を出しました。アメリカの田舎の都市が舞台で、ある日、地平線にきのこ雲が上がって、外部との連絡がいっさいとだえ、放射能が降ってくるという、タイムリーすぎるというか恐いというか悪趣味というか、ようこんなドラマ作ったなあ。出来たのはもちろん震災前だけど、これってアメリカじゃ核の恐怖がまだあんまり切実じゃないから作れたんだろうか。それとも切実になりつつあるんだろうか。どっちにしても、やだよねえもう、と、しょうもないひとり言がつい出てしまう。

私はちょうど映画の「ヒア・アフター」を見に行こうとしてるときに震災が起こり、津波の場面があるからと上映中止になっちゃって、あのころ予告編やってた中国かどっかの地震の映画も上映されなかったんだよなあ、たしか。
「ヒア・アフター」の方はこの前やっとDVDで見て、津波はともかく全体としては、あんまりどうって話ではなかったんだけど、この「ジェリコ」はどうなるんだろ。

◇「テルマエ・ロマエ」の勢いは衰えなくて、まだ近くの映画館ではのきなみ一日数回やってるし、興行収入50億突破したとかで、めでたいけれど笑っちゃう。この映画とは関係なく、ゆきうさぎさんと温泉に行こうかと行ってたけど、ほんとにそろそろ行こうかしらん。キャラママさんをさそったら、「あー、そんなとこに行くってわかったら、けっこうなご身分で、とか、またどっかの誰かに言われそうでウザイ」と一蹴された。つまり黙って行けばいいのね、三人で予約入れとくよ(笑)。

だけど冗談はさておき、おうちを建てたからどうこうとか、講演をしてるからどうこうとか、人の家の経済状態をわかったつもりになる人たちって、いったい全国民がSFによくある陰気な未来社会みたいに、同じ規格で生活してると思ってんのかね。不思議でならない。

私は朝青竜も河本氏も別にファンってわけじゃないけど、ああいう風にモンゴルに帰ったときにサッカーしてたとか、親が生活保護うけてたとか、目くじらたててあげつらうのって、内容がどうこう以前に、その精神にうんざりする。いいじゃないかもう、そんなエネルギーがあったら原発や憲法調査会に目くじらたてろよって話じゃなかろか。豪華客船がずぶずぶ沈んで行ってる時に、船内のバーの料金ふみたおしたやつを追っかけてるぐらい、間の抜けたことにしか私には思えない。全国民がこぞって、たかがタレントが一人、ちょっとうかつなことしたのを(あれって、正確には不正受給でさえないだろが、もうまったく)朝から晩まで公共電波使って大騒ぎしてるのなんて、私はそんなに愛国心のある方じゃないけど、恥ずかしくって全世界に顔向けできないぞ。

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カツジ猫