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消え方去り方

昨日の朝、仕事机の前の窓のカーテンを開けたら、垣根のジャスミンがいきなり一気に開いていて、白い花が星空のようで、あまりの突然さに思わずのけぞった(笑)。はびこりすぎたので、そろそろ、とことん刈り込んでやろう、でも花が咲いたあとにしようと思っていたのだが、もうそんな季節になったのか。

その

後で庭に出て見たら、窓の下の大きめの鉢二つに、いつ植えたかも忘れたが、長い間にじわじわ根付いていたカーネーションが、これまた山ほどつぼみをつけて、いくつかはもう咲き出しているのに驚いた。実は、五月の母の日のころにはちょうど満開になるだろうから、今年は切り花のカーネーションは買わないでいいかもと、ズルをしようと決めこんでいたのだが、これではちょっと早すぎるよー。母の日には、もう花は終わってしまっているんじゃないかと、ちょっとひやひや。じわじわ咲いてくれるといいけど、そう都合よく行くもんかなあ。

少し前だがオリンピックで活躍した、フィギュアのペアのりくりゅうコンビが同時引退したとかで、ニュースが大騒ぎになっていた。私はこの人たちがオリンピックで使った曲が、昔はまった映画「グラディエーター」のテーマだったから、気になって見ていて、ずいぶん目の保養になった。金メダルとって、メディアで引っ張りだこになって、毎回似たようなことばかり聞かれても笑顔で上手に答え続ける様子にも、感心していた。でも、それ以上に詳しいことは知らないし、母が昔いつも言ってたように「全盛期で惜しまれながら引退するのが最高」ということもあるのかと思いつつ、その心境や決意への過程はわからない。ただ何となく、これからまだまだとりあげまくろうと張り切っていたメディアが、どことなく拍子抜けしているようなのは、関係ないけど、ほっとするのが自分でもおかしい(笑)。

母の常日頃言ってた美学に私も影響されなかったわけでもないが、その後、たとえばアリスの歌「チャンピオン」に象徴されるような、最後まで盛りを過ぎてぼろぼろになっても戦い続ける生き方も、まあそう悪くはないなと思うようにもなった。作詞の谷村新司氏は特に好きでもないのだが(「昴」なんかのせいもある。戦争や特攻を、すべすべした美しいことばで描く、ああいう雰囲気がものすごく世の中の流れになって来た時期に、あの歌を聞いたときの「ああ芸術の世界までこうなって行くのか」と不安にかられ感じ続けた、不気味さと絶望感は忘れられない)、むしろ格闘技の世界によく見るような、そういう例の多さがひとりでに私の意識を塗り替えて行ったようだ。

たまたまその頃、これまたメディアが日ハムが絶対今年は優勝しそうな予定調和みたいな報道を流し続けて、それがそうならないと今度は腹立ち紛れみたいにたたくのに、うんざりしていた。去年の阪神の優勝を既成事実みたいに語り続けて、いい恥かいたのを忘れたのかと思ってしまう。どうして、現実をちゃんと見て分析したり予想したりする面白さを省いて、適当に物語を前もって作って、それに合わない情報を排除して、どんどん悪夢に入り込んで、あげくのはてに予定していたお祭りが出来なかったからと、プロ野球は面白くないとか言い出すんだろう。きっと、この前の戦争も、こんな調子で敗けたんだろう(そして今度も敗けるんだろう)と、何だかしみじみ思ってしまう。

で、その日ハムの開幕早々の不振の象徴のひとつのように、西川遥輝選手の連続エラーがとりあげられてた。それで思い出したのだが、私がまだプロ野球にほとんど興味がなかったころ、テレビのバラエティ、今思えばジャンクスポーツだったけど、そこで、多分全盛期の西川選手が印象的だったのを思い出した。多分十数人の各チームの選手たちが出ていたのだが、「この中で誰が一番もてると思うか」という質問の回答をボードに書かせて、全員が一度に見せたら、何と西川選手が文字通りの満票だった。

ちなみに西川選手自身は一人だけ柳田悠岐選手の名を書いていた。他にも人気選手は多かったはずだが、それだけ西川選手の人気は圧倒的だった。多分、独身ということもあったのだろう。
 その時の司会者にからかわれて受け流している西川選手も、華やかで謙虚で、いかにももう時代の寵児にふさわしい魅力があった。それを無邪気に賞賛する柳田選手も、自虐ネタで盛り上げる同じチームの近藤健介選手も、最高に感じが良くて、私は西川選手もさることながら、柳田近藤両選手の人柄にも好感を持った。その後、近藤選手が日ハムからホークスに移籍した時は、いろんな評価や噂があっても、ちっとも心配しなかったぐらい、その人柄を信じられた。

そんな古い番組の映像が残ってるわけないやんと思いつつ検索したら、ごく一部だけが見つかった。まあこれでも、その雰囲気は充分伝わるだろう。

@hoku_777

#日本ハムファイターズ #西川遥輝 #知弁和歌山 #近藤健介 #横浜 #札幌ドーム #bigboss #新庄剛志 #ファンレター #バレンタイン #おすすめにのりたい #ジャンクスポーツ #ダウンタウン #浜田雅功

♬ オリジナル楽曲 - まつほーく - ほくさん

それにしても、2022年のことだったのか。皆、とても若く見えるが、そんなに昔でもないのに驚く。そして西川選手の活躍や人気は、たしかにその頃ほどではないかもしれないが、柳田選手はまだ第一線の活躍ぶりだし、近藤選手も今やチームの中心だ。あと数年後にはどうなっているのだろう。まるで予想がつかない。彼らがどんな衰え方や消え去り方をするのだろうと思うと…って、言ってる場合か。年齢を考えると、私がその前にこの世から消える可能性が高い(笑)。

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カツジ猫