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温かい水

冬に水まきをしていて、一番ありがたいのは、井戸水を使っている人限定だけど、水がほかほか温かくて、少々寒くても手先がぬくぬく快適なことだ。これでもし、外気と同じように氷のような冷たい水だったらと思うだけでも、ぶるぶると縮み上がる。それでも水まきをしている方々を心の底から尊敬する。

クリスマスの翌朝だっけ、陽も少し照って、飾りも乾いたようだったから、上の母家の玄関前のトネリコをツリー仕様にしていたのを片づけた。作る時には暖かな日だったから気づかなかったが、その日はまさに厳寒で、ぐるぐるまきした金銀のチェーンや飾り玉を外すのに、手が震えるし目が回るし、身体の芯まで冷え切って、このトネリコツリー作りのお遊びも、来年は考えなきゃいけないかもしれないとマジで思った。よる年波でヒートショックで風呂場で死ぬのならまだしも、屋外のツリーの下で倒れて凍死したら、ただのアホだもんな。

それでも何とか片づけて、飾りをめでたくしまいこみ、お湯で手を洗って温まろうとしたが、それでは足りなくて、風呂をわかして飛び込んで、やっと人心地がついた。屋内のクリスマス飾りのいろいろは、まだそのままの状態。明日からそろそろお正月仕様に変更しないと。先日映画を観に行った帰りに、イオンの産直売り場みたいなとこで、たったひとつ残っていた、お餅の袋を思わず買ってしまったし、黒豆とお屠蘇としめ縄はもう買っているのだけど、お雑煮やおせちの材料を明日辺り買わなくちゃな。例年、非常に怪しげな自己流の粗末なものなのだが、今年はとりわけお金も底をついてるので、おせちもめちゃくちゃかたちだけのものにしようと、もう決めている。数の子もどうしようかと思うけど、母がたしか好きだったのよね。それでついまた買っちゃいそう。あと、自分が子どものころに楽しみだった淡雪と寒天もほしいけど、前者はともかく、後者はこのへんのお店じゃ調達できそうにないな。今年はあきらめるか。

で、水まきだけど、ネットで見たら冬は基本的にまかなくてもいい、まくなら午前中でないと寒すぎて根が痛むとかあったので、それをいいことにしばらくサボっていた。雨もそこそこ降ってたし。それで、久しぶりに昨日の朝、水まきをして奥庭まで行ったら、水仙が雑草の中からいっせいに葉をのばし、倒れかかっているのもあって、これはもう摘むしかないと切ってきて部屋に飾った。バラも小さい蕾がかなりあちこちで開きかけていて、中には手のひらにあまるほどの大輪のがひとつ、もう盛りを過ぎていて、これも切って室内に飾った。

何よりもびっくりしたのは、母家の前庭の荒れた中にピンク色が見えるので、近づいて見るとサザンカが数輪花開いていた。びっくりした。先日母家の片づけ中に、ついつい昔の日記を読んでしまったら、数年前、大病をして体調が最悪の時期、毎日毎日、腹痛と下痢と食欲不振に悩まされ、ようやっと生き延びていたときのもので、自分でも完璧にそんな日々のことは忘れていたから世話はない。どうせこのブログにも、せいぜい威勢のいい楽しげなことしか書かなかったはずだから、読んだ人は、のんきだね楽しそうだねうらやましいねとしか思っていなかっただろう。まあそれでいいのだが。

(民生委員の方とか、世間の方が心配して下さるといけないので、一応書いておきますと、いつでも声をかけて下さい、かけつけますからと言って下さり、実際そうして下さる方もおられるのです。でも薬も飲んで病院にも行って、日常の家事はできるし、それでも毎日苦しいときって、どなたかに来ていただいても、これと言ってしていただくことがないんですよ。出産立会いもどきにベッドのかたわらで、手を握ってはげましていただくとかぐらいしか。まさか一日中、そうしてもらうわけにも行かない。ほしい食べ物、食べられそうな物も、下手すりゃ数分おきに変わるし。実際、人にもよるでしょうが、昔から私が、あー、一人暮らしでよかったって、しみじみ思うのは、病気やけがで苦しくて七転八倒してるときで、家族でも友人でも、こんなときに誰かがそばにいたらって、思っただけでもぞっとする。気が散って、自分の治療に専念できない。猫はいいのよ、こっちの世話を焼かないから。横でのんびり寝てるときに、しっぽをつかんでいると気分がよくなったりするし。笑)

サザンカもそのころに植えたものだ。歩くのも買い物に行くのもやっとという状態の中で、気分転換もかねて、庭造りに精を出していた。七夕用の布袋竹を買って、それ用の巨大な鉢を買って、持ち上げる力なんてないから、ごろごろ転がして玄関脇に運んだのだっけ。
 その頃に植えた木では、紅葉二本の内の元気な方の一本が、この夏の猛暑で枯れてしまった他は、一応無事に育っている。しかし、花が咲いたのは今年が初めてだ。びっくりしながら、これも切って飾った。その時に見ると、まだいっぱいつぼみがついている。いっしょに植えた椿の木にもたくさんつぼみが見えていた。これもたしか、花が咲くのはまだ見たことがない。驚くやら嬉しいやら。早くまわりの草をとって、きれいな庭にしてやりたいが。

昔、母が田舎から持って来て植えたロウバイも黄色い花を咲かせていた。でも、これは、毎年かぐわしい香りがただよって、すぐ咲いたのがわかるのに、今年は何だか香りがしない。ジンジャーもそうだったし、猛暑のせいかもしれないが、私の嗅覚が衰えたのではあるまいな。

映画の感想の残りとか、まだいろいろと書きたいこともあるけれど、時間がないのでまた明日にでも。
 あ、ひとつだけ。先日テレビでNHKが首相狙撃事件の裁判の報道をしていました。かなり詳細な報告で、被告の家庭環境とかずいぶん詳しく語るから、珍しいなと思って聞いてたら、被告が「絶望と危機感」を感じて、首相を狙撃しようと決めた原因の、安倍首相が統一教会にメッセージを寄せた件について、完全にまったくすべてスルー。すごすぎて笑っちゃいました。仏作って魂入れずというか、画竜点睛を欠くというか、あの事件の最大の本質、被告の犯罪の決定的な動機にまったく触れないで、この事件の何がわかるって言うんでしょ。まったくもう、こまめに、現政権にとって都合の悪い点を削って来るなあ。すごいとしか言いようがない。何より、これでは安倍首相も浮かばれまいに。そのことを何よりも強く思う。何という不幸な人だったのかと。そのことは以下に詳しく。
 そう言えば、立花なんちゃらも不起訴になったのでしたっけ。あの検事総長ならさもありなんですが、まったくもう、ため息しか出ない。

はさみうち

写真は、まず、これが巨大バラ。今にももう散りそうですが。

これが水仙。家に飾るのは今年初めて。

こちらサザンカ。昔実家で使っていた古い花びんがよく似合う。

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カツジ猫