煮えくり返る
朝、水まきをしていたら、ちょうど家の前を社民党の竹内信昭さんの選挙カーが通りかかり、「がんばれ~」と手を振って、双方盛り上がりました。何せ市長選のときなどは、いっしょに応援演説して回った仲ですもの。
それにしても、どこぞの選挙区で、亀井亜紀子候補と同姓同名の女性が立候補したとの話には、正直言って煮えくり返っています。
あきこ、と書いたら票が二分されてしまうらしく、今のところ、それをねらった妨害行為の可能性も高いようです。
こんな話はどうせ不愉快なものに決まっていますが、私が肌から毛穴からひしひしともう許せないのは、母の死ぬ直前の何回か、いっしょに投票に行ったことがあるからです。
母は投票する人も党もしっかり決めてはいましたが、もう字を書くのはいささかおぼつかなくなっていました。
それでも、何とかちゃんと記名していました。
そういう高齢者や障害者や、いろんな事情の方が必死に覚えて、選んだ候補の名前を書こうとしておられることを私は誰よりよく知っています。
「あきこ」と書けばいいところを「亜紀子」と書かなければならないハードルの高さを、どれだけの人が実感しているのでしょう。「明子」や「秋子」に比べても、そう簡単な表記でもありません。
だからこそこんな妨害行為に出たのかと思うと、さらに許せませんが、これがどれだけの人を苦しめ、投票という行為を困難にさせるか本当にわかってやったのかと思うと、その無神経さ、愚かさ、卑しさ、情けなさに、なまじな不正や暴力以上の嫌悪感と軽蔑を、私は感じてしまいます。
本当に、ただただ、こんなことの起こる世の中が汚らわしい。こんな行為が成功してほしくない。
亀井亜紀子候補の健闘と勝利を、心から祈っています。