生き物達
※実家の庭には、猫のみかんの墓の側にある木にピンクの花が一杯に咲いて居ました。猫のももちゃんの墓の上に植えた金盞花も丈が伸びて幾つも花をつけて居ます。
ただ、祖母が日記で嘆いて居た、草の伸び方も物凄く、新しい家の前庭だけ雨に濡れながら何とか綺麗にしました。
※祖父母の墓参りに行くと一段下の方で読経の声がして、何処かの御家族が御供養をしている様でした。
母と私が祖父母の墓を改修したのは三年程前の矢張り五月で、其の時も盛んに鳴いて居た鶯が今日も又鳴いて居ました。
キャラママさんの御宅の鶯と違って、余り上手ではないけれどごく普通の正統派の鳴き方でした。(笑)
何故か墓に行くと必ず何かの生き物に出会います。今日は墓の後ろの石垣に太った青虫が寝て居ました。帰りは雨で濡れた小道の上を赤い鋏を降り立てて蟹が横切って行き、轢かない様に車を寄せると反対側からも同じ様な蟹が。
二匹の間を車で抜けて抜けられない事もなさそうでしたが、難しそうなので、幾ら蟹でも目の前にタイヤが迫ればよけるか止るかするだろうと、のろのろ進んで通過しました。
※今日は雨と言う事でしたが、午後には少し日も照って、今は曇っては居ますが雨は降って居ません。洗い流された木々や遠い山々の緑が日暮れだからか少し黒ずんで、しっとりと柔らかく見えます。
仕事など皆止めて、此処で草取りと読書だけして老後を過ごせたらと、ふと夢想してしまう程、静かで穏やかな世界です。