生意気な顔。
◇朝、お隣と、そのお隣のご主人とが「今日は暑いですね」と話しているのが、窓越しに聞こえた。外に出たら風はさわやかで大したことないじゃんと思っていたら、二階の洋服を片づけたり、クリーニングを取りに行ったりしていたら、やっぱり暑さのせいだろうか、猛烈に疲れて眠くなり、夕方ずっとベッドで寝こけていた。ちょっと風邪気味なのかもしれない。
◇クリーニング屋さんの店先には、ツバメが巣を作っている。この前行ったときは、親鳥が出て来て、壁のライトにとまっていた。私が車を乗り降りしても、すぐ近くなのに逃げもしないで、お店の人はヒナを守ってるんだろうと言っていた。
巣を上手に作っているので、中はあまり見えないが、今日はやはり親鳥らしい黒い頭がのぞいていた。ヒナだったら、口の回りが黄色いから、わかるはずだ。
多分毎年同じことを書いてると思うが、若くて未熟な者の表現に「くちばしの黄色いやつ」というのは、誰が考えたか知らないが、最高のいい表現だなあと、ツバメの子を見るたびに感じ入る。あいつらの、くちばしの回りがぐるっと黄色いのって、やけに目立つしかわいいけど、口閉じてるときとか、ほんとにむちゃくちゃ生意気そうなんだもん。あれは日本語だけの表現かしら、外国にも同じことばがあるんだろうか。もしも日本だけだったら、あれこそ世界に誇ってもいい(笑)。
◇そう言えば昨日、行きつけのお店で、「懲戒請求したネトウヨの人たちは、中高年で女性が多く、ヘイトデマをうのみにして正義感から拡散してるらしい」という話のとき、「昔は少なくとも、バカはバカ、しろうとはしろうとという自覚があって、出る幕じゃない、すっこんでよう、という判断を誰もがそれぞれ、自然にしてた。今はそれがなくて、自分がいっぱし社会的発言ができる学識と見識があると思いこんでるアホが多い」とか過激発言を言いあったついでに、私が「へそかんで死ね、よね」と言ったら、「何それ、受ける」と大喜びされたんですけど、そんなにマイナーな言い方だったっけ。まちがってないよね。ちょっと自信がなくなった。