田舎どころか
じゅうばこさん
今日、別件の用事があって、博多に行ったのですがどの本屋にもありませんでした。
九州は遅いんでしょうね。
そんなわけで、もう買った人もおられるんでしょうが、書いた私はまだ現物を見てません。(泣)
せっかく来たからと本屋さんの書棚を物色していたら、ネヴィル・シュートのSFの古典「渚にて」が新しい訳で出ていたので、思わず買いました。
何度も読んでだいたいの内容は覚えているのですが、新しい訳なので、登場人物のことばがちょっと今風です。
原語で読めるのもいいですが、翻訳で読むのも、いくつも楽しめるようで、それはそれで楽しいです。ただ、古い訳の方がよくわかるような部分もあちこちにありましたねえ。前の訳が意訳していたのかな、このへんはどうなんだろう。
解説の鏡明さんも書いておられますが、最近の終末物の映画や小説に比べると、むしろ人間の尊厳にあふれていて、希望にみちてさえみえるのが、救いのようでもあり、恐ろしいようでもあり・・・です。