皆様良い御年を
※実家に帰って居ます。裏の川には鴨が遊び、土手には水仙がちらほらと白い星の様に咲き始めて居ます。
先日は母を連れ出して食事や買物をし、近くの教会を覗き、時間が余ったので海岸に行って波打際を車椅子を押して歩きました。一面の松原が見事で、此れを根こそぎにする津波の力が改めて思い遣られました。
今度は海岸の店に魚を食べに来ようと母と話して居ます。
此れ等の全てを母がどれだけ覚えて居るのかは分りませんが、私は楽しんで居ます。
※キャラママさん
私も今日は御墓参りに行って来ます。持って行く予定の黄色い百合が玄関で清々しい香りを漂わせて呉れて居ます。
毎年、折に触れて祖父母や先祖に自分の無事を願って御参りしますが、其れだけに今年の震災は自分が被害を受けなかった事に何かから守られたのだろうかと思う時も有って、身も凍る様な重い責任を感じました。
毎日のニュースが新しく耳に入って来る程、其れが自分の身の上で無かった事に喜ぶ以上に畏れと焦りを感じ続けました。何をしたら良いのか何が出来るのかと。
其の畏れはまだ少しも変わらずに私の中に残って居ます。焦りの方は少しづつ覚悟の様な物に変化して居ます。
私は被災地の全てから決して目を背けないし絶対に忘れないでしょう。此れからも毎日、出来る事を考え東北を支え続けます。
此の声が届きます様に。此の気持が伝わります様に。皆様どうぞ良い年を御迎え下さい。