私の初詣
早く終わりすぎだよ正月~。もう一ヶ月ぐらい、だらだらして、ちびちび仕事を片づけて行きたかったのに~。
などという、せんない愚痴はさておき。
毎年正月には、近くの神社とお寺とに初詣に行く。本当は故郷の八幡宮にも行くのだが、今年はいつになるのかなあ。
その近くの神社とお寺にも、昔一度、大晦日の夜中に行ったことはあるけど、その後はずっと年頭の混雑はさけて、松の内が終わってお飾りを片づけたころ、そのしめ縄や何かを引き取ってもらうのも兼ねて、人の少なくなった神社とお寺にゆっくり行くことにしている。
でも、今年はそれより先に、見たい映画のいくつかを、隣町の映画館に観に行くことになりそうで、それが初詣みたいになるから、きれいな服着て、去年奮発して買ったネックレスをつけて出かけることにしようかな…なんて計画していた。
ところがさ、そんな悠長なこと考えてたら、松の内も終わり、正月映画の目ぼしいのも、そろそろ上映終了になりそう。
泡くって、あわてて、ほぼ普段着のまま、あわただしく、今日は映画を見に行った。どちらも夜の上映で、ちょっと間があいてたから、一気に二本はしごしようかと考えたが、ここは年寄りらしく体力を温存しようと、一本だけ見て帰って来た。
ソフトバンクホークスの優勝までの軌跡を描くドキュメンタリー映画で、まあきちんとまじめに作ってあった。でも、どうなのかな。「侍の名のもとに」などと比べると、どことなく編集や構成にしまりがなかったかもしれない。何よりまたナレーターが女性だったのがうんざりした。「侍」の映画のときほど、甘ったるいアニメみたいな舌っ足らずな語りじゃなかったから、まあよかったけど。女性のスポーツ実況が悪いってのじゃないけど、何をねらってやってるのかがわからないから、いらいらする。
長いシーズンの間の過程をまとめるのが難しいのはわかってるし、登場人物?がやたら多いわけだから、編集に苦労するのはもっともだが、何だかしっかりした編集方針がなくて、ちぐはぐでばらばらで、つまらなかった。私は山川穂高選手は別にそう嫌いじゃないけど、いくら何でも最初からだらだらと彼のことばかりを語りすぎる。とてもバランスが悪い気がした。ドキュメンタリーと言っても特に新しい発見や視点があるわけでもなし、ファンもファン以外も、見てて欲求不満になる映画じゃないかしらん。
実は正月にだらだら見ていたドラマ「孤独のグルメ」総集編が面白くて、もうすぐ公開される映画も見たいし、他にもまだいくつか見たい映画はあるのだけど、時間がとれるだろうかなあ。それこそ本来の初詣にも、そろそろ行かなきゃならないし。
ま、この陶器のお鏡餅も明日はかたづけるとするか。