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私もリンクを。

◇キャラママさん。
映画「かぐや姫の物語」、堂々たる文芸大作って趣きだったんですが、それは語り口の話で、内容はほんとにわかりやすいし、すんなり伝わってくる。

…と思ってたんだよねー。そしたら、2ちゃんねるだけじゃなく、ネットであちこち見ていても、もーほんとに、かゆくもないとことをがしがしがしがしかいてるみたいな、じれったいつうか、あんなにはっきり描かれてることが見えないで、こんなとこに注目する?こだわる?ってな批評ばっかりで、うわあ、私が映画監督だったら、こんな的外れのしかもみょーに熱心な批評の山を見たら、それだけで押しつぶされて死んでしまうわ、心が強くないとできない仕事やなあと思ったりしてます。

その中でほとんど唯一、あ、私とほぼ同じと思った感想がありました。私はもう若くないから、こうまで強く「生きててよかった」みたいには思わないけど、もうちょっとでも下の年代だったら、絶対ここまで思っただろうなー。

http://mamiamamiya.hatenablog.com/entry/2013/12/02/100005

ほんとに、どこからどこまで、これは「女」の話です。ていうか、同じように既成の概念や枠組みの中で、他者を傷つけまいとする故に自分を抑えて殺して疲れはててる、男女を問わないすべての人の物語なんだと思う。それを「女」という立場を例にして描いてみせた物語だと思う。

あれだけもがいて、苦しんで、とうとう「月に帰りたい」と言ってしまって、でもその最後の別れの瞬間、「ここの暮らしは美しかったし悪くなかった」と、天人たちに猛抗議する姫の、優しさと強さと悲しさ。
私たちの多くにとって、この世界はほんとに、あの通りなんですよ。どこからどこまで、とてもリアルな物語です。

◇年末のニュースで見逃してたけど、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールが亡くなったんですねー。何十回あの映画を見ただろう。私の青春がまたひとつ静かに去って行ったような気がします。

◇キャラママさん。
じゃー、あなたがうらやましがるようなことって何? と、読んだ皆がきっと突っこんでるんだろうなー(笑)。あ、言ってる意味はすごくよくわかるけど。

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カツジ猫